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ドイツでは福祉現場で多くの若者がサポートしています

2022年7月21日

今朝、蓮の花が咲いていました。
花の下の葉っぱのお水がハート型です♡

今日はドイツの移動支援についてのお話です。
ドイツに住み、ダウン症のお子さんを育てているNaomiさんにお話を聞く機会がありました。
ドイツの福祉の仕組みに目から鱗がボロボロと落ちました。

Naomiさんのお子さんはドイツの特別支援学校に通っています。
校内には若い子たちがサポートに来てくれて、生徒たちのちょっとしたサポートをしてくれるそうです。子どもたちもそのお兄さん、お姉さんたちととっても仲が良いそうです。
移動支援も若者がお手伝いしてくれるそうです。
学校の職員というわけではなくとにかく若い子たちが毎日来てくれるので学校内はいつも活気があるそうです。
移動支援についても学校からの下校時は、その若い子が送ってくれるそうです。

その話を聞いた私が持った疑問は
「一体どうしたら若い子たちががそんなに協力してくれるの?」
です。

なぜこんなに若い人たちが集まるのかと言うと
「青少年ボランティア役務の助成に関する法律」に基づき、
ドイツでは義務教育を修了し27歳未満の間に福祉施設などでボランティアを行うそうです。
期間は6カ月以上24カ月未満なので継続的に現場でサポートができるわけですね。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3531903

ドイツでは特別支援学校以外でも病院などに行くと車椅子を押しながら
寄り添っている若者など、様々な所で若い人が福祉現場で活動しているそうです。

これすごくいい制度ですよね。

社会に出る前に多様な人と接する経験が得られて、
福祉現場もマンパワーに恵まれる、この仕組みは素晴らしいなとか思いました。

一方で渋谷区では障がい児や障がい者が外出する際の移動支援の人材が常に不足しています。

移動支援は研修を受けますが、実際受けた人が全て移動支援にすぐつながるわけではありません。

令和3年の第2回定例会で移動支援に福祉を勉強している学生さんに拡大するのはいかがかという提案をしました。

現在、学生ボランティアが移動支援をしていると言うところがあり
今後福祉に興味のある学生を移動支援に関わってもらう、そんな取り組みが進んで行く予定です。
福祉現場における人出不足はどこも課題ですが、
ドイツの取組みを参考にして何か考えてみようと思います。

みんなが幸せになりますように…。