渋谷区松濤美術館では9/22まで「真珠- 海からの贈り物」展を開催しています。
古代メソポタミア文明の装身具、ルネサンスからロココにおける色鮮やかな宝飾、
19世紀では「シードパール」といわれる芥子の実ほどの非常に小さな真珠を
組み合せて制作された繊細なネックレスやティアラはため息が出ました。
また「センチメンタルジュエリー」という愛する人とのと別れを悼む
ジュエリーとして個人の遺髪などをリングやブローチのロケット部分に
おさめた神秘性と永遠性を象徴されたジュエリーも素敵でした。
ヨーロッパ各国で制作されたパールジュエリーの数々。
パールジュエリーというとシンプルなネックレスやピアスという
イメージだったのですが、その時代時代による技法、洗練されたデザイン、
美しい細工と、様々なバリエーションで宝飾文化の素晴らしさに
触れることができました。
日本では御木本幸吉氏(ミキモトパールの創業者なんですね)が
世界で初めて真珠の養殖に成功。
日本のその時代における真珠の宝飾文化もとても興味深く、養殖技法なども学ぶことができます。
入館には連絡先記入や消毒など対策を徹底しています。
「真珠割引」実施中。 真珠を身につけて入館すると2割引になります。
久しぶりの美術館で美しい作品をたくさん見て、心が洗われました。
ぜひお出かけください。
https://shoto-museum.jp/