産後うつ対策について質問しました

今期力をいれて取り組んでいることは
「生きづらさを感じている人たちへのサポート」と「自殺対策」
です。

2月22日の本会議の代表質問で自殺対策について、その中で「産後うつ対策について」質問をしました。
出産後の女性の死因1位は「産後うつ」による自殺です。
今日のブログはその質問についてです。

2021年6月に「改正 育児・介護 休業法」で男性にも育休制度ができ、産後4週間程度休むことができるようになりましたが、育休はまだ浸透していないのが現状です。
一方、日本生産性本部の調査「新入社員調査意識調査」によると令和の時代になってから新社会人となった男性の約8割が「子どもができたら育児休業をとりたい」と回答しています。

産後うつのピークは産後2週間から1カ月で、この時期の支えが重要ですが、新生児の夜泣きで妻が数時間おきに対応して疲弊していても、翌日仕事がある夫に遠慮して夜中の育児を交代できず、基本的には妻一人による子育てと育児がスタートし寝不足などから精神的に不安定になります。

私が14年間続けている子育てトークでは最初の頃はお母さまの参加がほとんどでしたが、今ではお父さまの参加は当たり前になりました。
そして昨年は「育休中」というお父さまが参加しました。

「育休中は子どもと一日一緒に過ごせる幸せを感じ、夜は妻にしっかり寝てもらい、家事を妻と同じようにやってみて家事の大変さに気付きました。
仕事に復帰しても、家事も育児もやっていきたい」
と仰っていました。
はじめは職場に育休をとることが言い出しにくかったそうですが、今では男性の育休取得をみんなに勧めたいとのことでした。
この気づきは大切だなぁと感じました。

男性の育休取得は母親の産後うつ対策につながります。

今回の質問では渋谷区で男性の育児休業が身近になるよう、ネウボラで育休経験者の話が聞けたり、育休パパの集いなどイベントを開催してみてはいかがか。
男性の育児休業は産後うつ対策の大きなサポートになると区長に質問しました。

渋谷区で今後ネウボラのイベント等で男性の育休を後押しする、男性も当たり前に育休をとり育児や家事をする、そんな世の中になりますように。