渋谷区の区立中学校について

いつもありがとうございます、岡田マリです。

今日は渋谷区の中学校についてです。
文教委員会で令和2年度の区立小・中学校の入学状況についてが報告ありました。
今年の区立小学校入学率は80.6%。区立中学校の入学率は48.6%。
私が記憶する限り、渋谷区の区立中学校の入学率は50%前後だったと思いますが、これまで子育てトークで報告していた数字を元にあらためてグラフにしてみました。

うーん、今年度はちょっと下がっていますね…。

区立中学校への入学が50パーセント前後という理由のひとつは渋谷区は私立中学校への通学のアクセスが良く、通いやすいということもあるのではないかと思います。

今年度はさらに文科省における私立高校の無償化が今年4月に改正され「高等学校等就学支援金制度」や東京都の私立高等学校等授業料軽減助成金(特別奨学金補助)により、私立高校に通う生徒への支援が手厚くなったのが影響し、中学から私立への入学が高まったのかもしれません。
文部科学省:「私立高等学校授業料の実質無償化」について(2020年4月から)https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/mushouka/1418201.htm

東京都「私立高等学校等授業料軽減助成金(特別奨学金補助)」申請時期:令和2年6月19日(金)~7月31日(金)

・家計が急変した方を新たに支援対象とする「私立高等学校等奨学給付金」にてついても記載されています。申請時期:令和2年6月19日(金)~7月31日(金)https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/05/27/07.html

渋谷区は現在、中学校においては特色のある学校づくりに力を入れています。

・代々木中学校:スポーツ等部活動強化校

・広尾中学校:都市型「広尾方式」中高連携教育校、東京都教育委員会指定「オリンピック・パラリンピック教育アワード校」

 ・鉢山中学校:理数教育重点校

・上原中学校:教科教室型(各教科に専用教室があり、生徒が時間割に従って教室を移動して授業を受ける大学のようなシステム)

・原宿外苑中学校:グローバル人材育成校

・笹塚中学:ICT教育推進校、学校情報化優良行

・松濤中学校:英語教育重点校、国際理解教育推進校

・渋谷本町学園:小中一貫教育校、英語教育重点校

参考:令和2年度『学校案内』https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kodomo/gakkou/sentaku.html#anchor3

また渋谷区は平成29年より「渋谷区モデル」としていち早く児童・生徒一人一台端末環境を整備し、授業や持ち帰り学習等で活用してきました。https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kodomo/gakkou/torikumi/ict.html

そのため新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う休校期間中はオンライン教育で対応してきました。

この度、更新を機に2020 年 9 月以降はマイクロソフトの最新デバイス「Surface Go 2」順次配布予定となっています。

教育方針や高校、大学受験のことを考えると私立中学校等に通うメリットもあると思いますが、地域の区立中学校もがんばっています。

これからも特色等に力を入れて、地域に根付いた学校としてがんばっていきましょう!