いつもありがとうございます、岡田マリです。
今日は渋谷区の特別養護老人ホーム(以下「特養」)についてです。
福祉保健委員会で受けた報告によると2020年4月現在、特養の希望者(保活で言うと待機者)は309名。
2018年10月は442名ですので約133名の減となりました。
現在渋谷区内の特養施設は9カ所、そして2021年5月には渋谷区神南の高齢者ケアセンター跡地に新たに特養施設が開設予定となっています。
この施設は特養施設、デイサービス(一般型・認知症対応型・通所型サービス A)そして介護予防事業 が行われる予定です。
社会福祉法人エンゼル福祉 による指定管理です。https://www.city.shibuya.tokyo.jp/jigyosha/kaigo/koureisya_hukugou.html
特養の申し込みは7月から始まります。申込等詳細については「しぶや区ニュース7月1日」に掲載される予定となっています。
この施設の名称については公募が行われ「渋谷区かんなみの杜・渋谷」に決定!
他にも「やすらぎの里」「ハチ公の里」「ハッピー」などもあったそうです。
施設の定員について、特別養護老人ホームは84床、デイサービス一般型は35名、認知症対応型は12名、通所型デイサービス A は20名。
渋谷区の 特養希望者は2013年は633名でした。
その後新たな特別養護老人ホームの開設、昨今では民間が運営する有料老人、ホームサービス付き高齢者住宅やグループホームなど高齢者施設も多様化してきました。
渋谷区の特養施設一覧 https://www.city.shibuya.tokyo.jp/assets/com/000034723.pdf
また在宅介護など介護の手法も様々です。
一方で住み慣れた地域の特養施設の入所を希望されている方もたくさんいらっしゃいます。
ハード面はこのように充実しつつありますが、福祉の現場では福祉従事者の確保は深刻な課題となっています。
令和2年度の渋谷区の予算では介護人材確保と人材育成事業3,050万円がつきました。
内容は
介護人材確保:事業所が介護職員の宿舎借り上げた場合にその一部を助成。助成率は7/8、助成基準額は宿舎一戸あたり月額58000円。
人材育成事業:外国人介護人材育成及び受入れのための管理者支援研修。
区内の介護事業所に就労または就労予定している外国人を対象に介護現場の専門用語や技術等の研修を実施。
区内の介護事業所の管理者を対象に外国人人材の雇用雇用制度採用後の育成生活のサポートやメンタルヘルス等に関する研修を実施
以前ヘルパー2級の資格を取った際に福祉現場に研修に行きました。
そこでは外国人の方も仕事をしていました。いつもニコニコ笑顔で丁寧に対応していて、利用者のみなさんもつい彼女の笑顔に誘われてニコニコとしていたことを覚えています。
私もとても学ぶものがありました。それでも言葉の壁からか仕事の内容が限られていたことを覚えています。
こうした外国人介護職向けの研修を受けることにより人材の足りない現場のサポートとなればと思っています。
おまけ
高齢者福祉施設について
2018年に「親子に役立つ介護の話し」というガイドを作成しました。
その中に高齢者福祉施設などについてまとめています。
現在ダウンロードもできますし、渋谷区にお住いの方には郵送いたしますのでご連絡ください。
https://okadamari.com/guide/detail/17
https://guide.okadamari.com/https://guide.okadamari.com/