水害対策について

この度の豪雨によりお亡くなりになられました方々のご冥福を心よりお祈りいたしますとともに、被害を受けられました地域の皆さまにお見舞いを申しあげます。
大雨がやんだ後でも川が氾濫し、町に水が溢れ出て避難されている方々のことを思うと言葉になりません。
体調管理、そして地盤が緩んでいますので引き続きお気をつけてお過ごしください。

今回のブログは渋谷区の水害についての取組みなどをご紹介いたします。

渋谷区でも平成26年6月の大雨で区内では床上浸水65件、床下浸水18件、道路冠水23件、がけ崩れ4件、山谷架動橋の通行止めなどの被害がありました。
がけ崩れは当時の工事現場、床上浸水は代々木地区の旧河骨川の暗渠付近、神宮前地区の渋谷川の暗渠付近、渋谷川の推移の上昇などです。

詳しい被害地域については「浸水実績図の閲覧システム」から3年以内で区内で宅地浸水のあった街区や道路冠水などの箇所をハザードマップで確認できます。
有料で出力もできます。
こちらは渋谷区役所仮庁舎第3庁舎2Fの土木清掃部管理課管理係で閲覧できます。

私は消防団に所属しており、大雨の時や台風のときは地域の警戒にあたります。
風で看板が倒れていたり、大きな木の枝などが道路に落ちていると寄せながら、また半地下の住居に浸水した際にはポンプで排水作業にあたるなどします。
こうした時は必ず区役所の職員が車に土のうを積んで、床上浸水など被害のあったところを重点的に車で全地域をまわっているのを目にします。

床下、床上浸水の被害のある箇所は坂の下や、それまであった近隣の建物が壊されて更地になったところが水の通り道となり緩やかな傾斜であっても多くの水が流れ込むということもあります。

万が一の水害に備えて事前に土のうを準備しているところもあります。
渋谷区では土のうを無料でお届けするサービスを行っています(ただし回収はいたしません)。
もし土のうの袋が古くなり破れてしまったら袋を交換することもできます。
渋谷区道路課へお問い合わせください。

また、排水溝の中にゴミがたまって水が流れず浸水してしまうこともありますので、そんなときは早めに道路課にご連絡ください。
普段から排水口やそこを水が流れるであろう道路の清掃も重要ですね。

あらためていざという時のために備えていただければと思います。

昨年末、、15冊目の岡田マリ的渋谷区ガイド、危機管理対策編を作成しました。

渋谷区ガイドvol.15 危機管理対策編

その中には「水害について」渋谷区が行っている上記取組みなどを記載しました。
万が一水害にあってしまった際の罹災証明の取り方についても記載しています。

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危機管理対策をテーマに1冊にまとめた冊子です。
渋谷区内にお住まいの方には無料でお送りいたしますので、こちらからお問い合わせください。
渋谷区ガイド設置協力店にもありますが在庫がない場合もありますので事前にご確認いただきますようお願いいたします。

気温の高い日が続いています。
水分補給など体調管理にお気をつけてお過ごしください。