今日は渋谷区立中学校の入学式のお話です。
今年は松濤中学校の入学式に行ってきました。
松濤中学校は平成16年度から英語教育重点校です。
これまでも子育てトーク等で「英語教育重点校って?」と
時々聞かれることがありました。
「英語教育重点校」の具体的な取組みは松濤中学校のHPによると
下記のようになっています。
1.毎朝、英語を学びます
☆月曜 朝礼(全校、生徒)は、英語を使用します。
☆火曜〜金曜 朝15分間 「Morning Lesson」・・外国人指導員、
英語教員と英語の特別学習
2.『英語科の授業』
少人数授業で1つのクラスを2コース授業
日本人教員2名、外国人指導員2名が担当
3.『英語科』以外の教科も、英語で学びます。
(パーシャルイマージョンと言われる外国語学習の形態です。)
☆ 音楽・美術・体育:家庭・は、日本人教員と外国人指導員で、英語で指導します。
4.日常生活でも、英語を使います。
☆朝の学活(2年から)は、外国人指導員が英語で行います。
☆帰りの学活では、教科の連絡・一日の反省を、1年生は10月ころから生徒が英語を使って行います。
☆「Class Planner」(学校独自の連絡帳)を、英語で記入します。
☆外国人指導員は、給食・清掃も、生徒と共に行い、
生徒とのふれあいを大切にしています。
5.行事でも英語を使います。
☆運動会・・・司会、紹介、応援合戦など英語を使います。
☆学習発表会・・・司会、学級紹介は英語を使い、
また、英語と日本の楽曲2曲を合唱します。各学年〜英語劇を行います。
英語スピーチ等もあります。
6.宿泊行事でも、英語を学びます。
☆1年山中移動教室・・外国人指導員4名が同行し、全生徒が4グループで英語劇「MOMOTARO」に挑戦します。
☆3年修学旅行・立命館大学の協力を得て、班に2名の留学生と京都の見学を共にし、生徒が英語で日本文化の紹介を する機会を平成22年度から行っています。
7.外国人との「ふれあい」から、英語を学びます。
☆外国人の生徒(日本語教室を開設)、帰国生徒の
受け入れをしています。
☆Friendship Day として、ミクロネシア(マーシャル諸島共和国、
ミクロネシア連邦、パラオ共和国)の子どもたちとの交流を行っています。
8.部活動も、英語を使った英語活動部、美術部があり、日本文化の
会得のための茶道部もあります。
9.英検の習得は、準2級以上を目指します。受験者の約半数が
準2級以上を取得しています。
と、かなり英語教育に力を入れています。
さて、実際に松濤中学校に行ってみると、校内の至る所に
英語の表記があったり、入学式の進行も日本語と英語のバイリンガルで
行われていました。
在校生はすっかり慣れたもので、英語の司会進行は大人よりも
早くスッと反応します。
生徒会長からのお祝いの言葉の中にも英語の挨拶があり、見事な発音に
驚かされました。
入学式ではまだ英語の進行にちょっぴり戸惑っていた新入生も、
次回会うときにはスッと反応するようになっていることでしょう。
更に松濤中学校は今年度からいよいよコミュニティ・スクールが始まります。
こちらも楽しみですね。
渋谷区では渋谷区立小中一貫教育校「渋谷本町学園」も
平成23年4月より英語教育重点校としてスタートしていますよ。