「あなたとわたし わたしとあなた – 知的障害者からのメッセージ」

NPO法人パレット」のビジュアルメッセージブック
「あなたとわたし わたしとあなた – 知的障害者からのメッセージ」
が出版されました。
表

渋谷区東で活動をしている「NPO法人ぱれっと」。
理事長の谷口奈保子さんはこの活動を1983年に立ち上げ、30年もの間、
知的に障害のある人たちの活動の場を広げていきました。

その活動は今では東、恵比寿を中心にクッキー・ケーキの製造の作業所、
誰でも自由に集い新しい仲間と可能性を見つける余暇活動の場、
自立した生活を目指し、地域の中で暮らす家・ケアホーム、
障害者・健常者・外国人が融合して最高の味とサービスを提供する
スリランカ料理レストラン、障害者と健常者が共に暮らすシェアハウスなどに
広がっています。

詳しくは「NPOぱれっと」ホームページをご覧下さい。

私も毎年秋に開催される「ぱれっと福祉バザー」のお手伝いを
させていただいたり、「おかし屋ぱれっと」のおいしいクッキーや
ケーキをちょこちょこ買いに行くので、みんなと仲良しです。
恵比寿の街や盆踊りなどでもよく見かけて挨拶を交わします。

少し前になりますが、ビジュアルメッセージブックの写真展、そして
出版パーティーにおじゃましました。
パーティー

ビジュアルメッセージブックのモデルになったぱれっとのみんな、
保護者、職員、ボランティアのみなさんたち、「ぱれっと」に
さまざまな形で係わってきた多くのみなさんで賑わい
良いパーティーとなりました。

写真1
写真展にはビジュアルメッセージブックに載せられなかった
たくさんの写真も飾られていました。

写真2
みんな、とってもステキな表情で写っています。

ビジュアルメッセージブックを開くと、
日々の生活の姿が生き生きとした素晴らしい写真で紹介されています。
それはお店で買い物をしたり、遊んだり、山手線で出かけたり、
楽しそうにおしゃべりしたり、パソコンを使ったり、英会話を習ったり、
カラオケしたり、絵を描いたり、踊ったり、まちの盆踊りに参加したり、
私の日常と変わりません。

仕事中の写真には
「守られるだけじゃなくて、だれかの役に立てるのは
うれしい」
「だれかからもらうお金と自分で働いてかせいだお金とはちがう」
とメッセージ。

どのページもパレットで会うみんなの顔。
親子で写っている写真もたくさんあります。
どれも最高の表情で写っています。

タイトルの「あなたとわたし」についてハッと気づかされる本でした。
裏

ぜひみなさまにもお手にとっていただき、
「あなたとわたし」を感じて下さい。