実習第3日目(デイサービスセンターにて)

ヘルパー2級講習、3日目の実習は某デイサービスでした。

デイサービスはそれまで2日間お世話になった特養ホームとは
また異なりました。

そこではペースメーカーを使用なさっているご利用者が
いらっしゃるので携帯電話の電源はオフに。

8:45に着いたらまず打ち合わせを簡単にします。

そうこうしているうちに利用者のみなさんが到着して、
段々賑やかになってきました。

デイサービスの利用者のみなさんはそれぞれ生活があります。
そんな中でデイサービスに通い、他のみなさんとの交流、
リハビリ、趣味などに打ち込みながら一日をお過ごしになります。
もちろん、ここでもできることはご利用者ご自身にやっていただきます。

ここでの私の主な役は「コミュニケーション」でした。
皆さんのお隣に座って、お話をします。
これが以外に難しい。
みなさんが一体どのような体調で、そしてどんなバックグラウンドがあり、
というような情報は全く無いんです。

そして明らかにこれまでの2日間と異なったのは
歩いている方もなのですが、車椅子を使われている利用者の方の
スピードが速いこと。
それまでの2日間はご利用者自身がおす車椅子は
ゆっくりでした。
それがデイサービスではあっという間に後ろにいらっしゃったりするので
危うくぶつかるところでした。
常に360度、安全確認をしっかりとります。

さて、そこのデイサービスでは
一人ひとりに合ったメニューでリハビリのプログラムを
組んでおり、利用者のみなさんはそのプログラムを元に
PTさん(理学療法士)やOTさん(作業療法士)と共にリハビリを
行なっていました。

各自のリハビリだけでなく、全てがリハビリにつながるように
なっています。

私は「生き生き体操」をみなさんと一緒にやりました。
「生き生き体操」はご利用者が椅子に腰掛けて
ストレッチを含んだ体操をみんなで声を出して
カウントしながらゆっくり行なっていきます。

「生き生き体操」の前にその日に食べる昼食のメニューを
ひとつひとつ声に出して覚えてました。
それらは

「ごはん」
「さわらの柚子香焼き」
「茄子のお味噌汁」
「杏仁豆腐」
などの主食からおかず、汁物、デザートまで5つ分のお皿の献立でした。

献立を声に出して覚えた後に、
「生き生き体操」は約30分、みなさんとゆっくり行なっていきました。
みなさんできる範囲でそれぞれやります。

カウントの仕方にも一工夫。

「6つ数えますね。6つ数えたらやめてくださいね」
 でははじめますね!

いーーーち、にぃーーーー、さぁーーーん、
しぃーーーー、ごぉーーーー、ろぉーーーーく、
しぃーーーーち、はぁーーーーち、…」

と、6でやめてもらえることを期待しつつ、少し頭の体操を入れます。

途中で水分を取りながら、
みなさん「生き生き」と工夫がいっぱいの
「生き生き体操」は楽しく終わりました。

そして「生き生き体操」の後は看護師さんによる口腔体操と嚥下体操。
一緒にやっているとたしかに唾液の分泌が出やすくなり
効果がありそうです。

これらが一通り終了すると体操前に覚えた
昼食の献立を再び声に出しておさらいして
いよいよランチの時間です。

こちらのデイサービスの厨房で作られている
ランチはきれいに盛り付けられてとても美味しそう。
ついさっきまで声に出して記憶していた献立です。
みなさん、じーっとお膳を目で確かめながら
召し上がっていました。

このようにすべてこうした肌理細やかなプログラムが
組まれていました。

午後のコミュニケーションの後はみなさんが趣味に打ち込む時間です。

私は次の週に開催される夏祭りの準備を行ないました。
その時、一緒に作業をしたのがAさんでした。
その時までAさんはスタッフの一人かと思っていたのですが
実は「若年性認知症」でそこのデイサービスに通っている方でした。
普通にAさんとおしゃべりをしながら作業をしました。
Aさんと作業をしたのはほんの数時間でしたが、この日も
貴重な体験となりました。

趣味の時間が終わるとそろそろお迎えの時間です。

利用者のみなさんは口々に

「今日一日ありがとうございました」

と笑顔でデイサービスを後にしました。

この日、私は携わりませんでしたが、デイサービスでも
入浴サービスから裏方のお仕事まで幅広い大変なお仕事です。

そんなデイサービス職員のみなさんはご利用者のみなさんの
帰る時の笑顔が励みだそうです。

ご利用者がいなくなった後はまた次の日のために
念入りにお掃除をします。

今回、私が通った同じ学校の卒業生という女性が
声をかけてくれました。
今年の1月に卒業をして、そこのデイサービスに就職したそうです。
その女性は日中は入浴介護をしていて、食事なども
もうベテランそのもの。

デイサービスでの一日もとても貴重なものとなりました。

お世話になった職員の方はじめ、ご利用者のみなさんに感謝です。