「男らしさ」「女らしさ」について

1月31日は渋谷女性センター・アイリスにおいて
「渋谷から広げよう幸福(しあわせ)のレシピ」というテーマで
「しぶやフォーラム2009 男女共同参画社会実現をめざして」
が開催されました。

フォーラム2

その前に「渋谷女性センター・アイリス」ってご存知ですか?
HPは こちら
ご覧いただけたらおわかりになると思いますが、
決め細やかに充実している施設ですよ。

たとえば…、

情報資料室では男女参画関係の図書も充実しておりますし、
ゆっくり調べ物もできる閲覧コーナーもあります。

広々としたサークル活動室、和室と隣接された保育室は
和室からガラス越しに見られるようになっています。
サークル活動をなさっているママにも人気のスペースです。

弁護士さんによる法律相談、再就職アドバイザー、
心理カウンセラーによるなんでも悩み事相談も無料で開催されています。
相談室は明るいお部屋でリラックスして相談できます。
相談は予約制ですので、ぜひお気軽にお電話していただいて
ご利用ください。

会議室では講習会や講座も開催されています。
アイリス・シネマでは映画鑑賞会も行っています。
講座は「DVについての特別講座」、そして連続講座では
過去には
「書いて磨こう表現力」-人に伝わる文章の書き方- 
が開催されました。
PTAや町会などの活動などで文章を書く機会がある方って
結構多いのではないでしょうか?
お子さん連れでも事前申し込みをすれば託児もありますので
安心して参加できます。

会議室、和室、体育室は団体登録をなさった方ですが、アイリスセンターは
個人でも団体でも利用法はいろいろあると思いますので、ぜひ
一度お足をお運びください。

さて、1月31日の「しぶやフォーラム2009 
男女共同参画社会実現をめざして」では寸劇を見ながら、テーマに沿って
フロアトークするという時間がありました。

アイリス2

サークルCによる寸劇は可笑しくてげらげら笑いながらも、
いろいろ考えさせられる大変興味深い寸劇でした。

その中で「男性は男らしく、女性は女らしく」がトピックでトークをしました。
驚いたのは、私が想像していた以上に「男は男らしく、女は女らしく」
ということに賛成した人が会場の中で多かったことです。

私は米国に留学したり就職先が外資系だったり、男兄弟の中で育ったせいか、
今まで「女らしくしなさい」と言われたことってあまり記憶になく、
「女だから」という、視点で行動したことがあまりなかったように
思います。

確かに町会や消防団では「男」「女」の役目がはっきりしているように
思えます。
(あ、議会でもそれは少し感じますね…)
最初は「女性だから」という「物差し」に驚いたのと同時に、
「こういう世界もあるんだなぁ」と外国文化のように漠然と受け入れました。
しかし実際、町会や消防団のみなさんと行動を一緒にしてみると、
「男らしく」「女らしく」を受け入れることによって
物事がうまくまわっているというのも事実です。

ちなみにイタリアも地域によっては「男らしさ」「女らしさ」を重要視する
場所がありましたね。

さて、そのフロアトークの中である女性の町会長が
「男や女で分けるのではなく、その人個人の良いところを
受け入れていくことが大切だと思います」
と仰っていたのが印象に残っています。

私もそれに同感です。
男性、女性の前にみんなそれぞれ個々の良いところは
あるのだから、まずはそちらに目を向けていくのが
いいのではないか、と思います。
そしてその人の良いところ=「個性」を上手に生かし、
伸ばして、その人が幸せになれる方向に押し出してあげることが
必要ではないかな、と思うんです。

色々と参考になり、考えさせられたフォーラムでした。

関係者のみなさん、おつかれさまでございました。