今朝は渋谷でホームレスに「おにぎりを配るボランティア」に参加しました。
実は私は議員になる数年前、このボランティアを一時期やっていました。
最近、日中に渋谷駅前の電話ボックスでフリーペーパーの求人情報誌を
食い入るように見ている人などを見るようになったり、
気になることがありました。
以前やっていた「おにぎりボランティア」が今はどんなになっているのか、
久しぶりに参加してみました。
自転車で朝5時に渋谷に到着。
まだ薄暗い渋谷駅を通り過ぎるとすでに始発の時間で
人の流れは駅へと向かっています。
駅を通り過ぎて久しぶりに会うボランティアの人。
かんたんにあいさつをして早速配る場所へ移動。
そこにはおにぎりを求めるたくさんの人たちが一列にきちんと
並んでいました。
大寒を過ぎて間もない寒空の中、一体何時から来ていたの?
「おはようございまーす!」
声をかけながら手渡していきます。
毎朝参加するボランティアの人はほとんどの人を把握しているようで
健康状態を気にしながら声をかけていました。
みんなおにぎりを手にすると足早にどこかに行きました。
夜明け前で暗くて顔がはっきり見えなかったのですが
若い人の姿もずいぶんありました。
女性の姿もありました。
結局今朝は渋谷駅周辺で約200人分のおにぎりと使い捨てカイロを
配りました。
以前はそんなにいなかったと記憶しています。
そして以前は見られなかった若い人たちと女性の姿が気になりました。
派遣切りなど雇用の波により、やはり渋谷の街も変化しているのだと
感じた朝でした。
それと共に、毎日のようにただ「おにぎりを配る」という行為が
果たして彼らにとって本当に良いことなのか、とも感じます。
世界の難民キャンプでも「労働を伴わない単なる食糧の配給」の是非は
問われるところです。
ゴミを拾う、カラスが散らかしたゴミ集積所をきれいにする、
街の花壇をきれいにするetc.どんな小さなことでもいい、
彼らが「おにぎりをもらうこと」で一方通行ではなく、
こうした「労働」があれば何かが変わってくるのではないかと思います。
数年前はただ「おにぎりを配るボランティア」の一人でしたが、
区議会議員になった今、どうするのが一番いいのか、そんな施策について
考えていかなければならないと改めて実感いたしました。
何か良いアイディアがありましたらぜひお聞かせください。