豪華競演! – 素朴美の系譜@松濤美術館

明日から渋谷区立松濤美術館で「素朴美の系譜」展が開催されます。

見ごたえ十分です!
訪れる方は少し時間に余裕をもって行かれると良いかもしれません。

「素朴表現」「素朴美」という言葉を調べたところ、
庶民的な絵画、自由素朴な自己表現。
室町時代のお伽草子絵巻や江戸時代、近代と昭和までたくさんの作品が
あったそうです。

さて、今回の松涛美術館、時代も平安時代から昭和まで、南画、絵巻、墨絵、
版画、陶器、油絵、本の挿絵などが重要文化財含め、全76点が展示されています。

“素朴表現”はシンプルでスッと見れて、でもそれぞれの作品の背景までもが
想像できるような、シンプルな中に強烈な印象を残します。
多くの作者の作品が展示されておりますので、バラエティに富んでおり、どれも新鮮です。

ずっと昔に教科書の中で見た白隠慧鶴、岸田劉生や棟方志功の作品も
ありました。

さらには松尾芭蕉や与謝蕪村、夏目漱石、武者小路実篤など。
それぞれの俳句や文学の内容を思い起こさせる作品です。

まだ十代の頃、自分で初めて自分で見に行った梅原龍三郎の作品も
あって感激しました。

今、学校などでこれらの絵や俳句や文学を授業で学んでいる児童、生徒が
この作品展を訪れたら、きっと楽しいでしょうね…。

前期・後期に分かれていて前期は12月9日から28日。
後期は1月4日から25日です。

松涛美術館は毎週金曜日は夜7時まで開館しています。(入館は6時半まで)

入館料300円というのも魅力です。

ぜひお足をお運びくださいませ。

展示案内はこちらをご覧ください。
松濤美術館はこちらです。

素朴美