ごみの行方 – 中央防波堤埋立処分場視察

自治権確立特別委員会の視察に行ってまいりました。

最新の技術を駆使した「ごみ処理センター」と「埋立地」には驚きました。
東京二十三区から集まったごみが最後はごみだっとは全く想像できない
形となって処理されていきます。

中央防波堤埋立処分場では東京二十三区から排出される8割強、
一日に約1,500tという量の不燃ごみが搬入されているそうです。

粗大ごみに関しては東京二十三区内のすべての粗大ゴミが搬入されます。
搬入量は一日あたり400tだそうです。
集められた粗大ごみは木製家具などの可燃系の粗大ごみと自転車などの
不燃系の粗大ごみに選別する作業からはじまり、破砕機で15cm以下の
大きさに破砕されます。
鉄分は磁選機により回収され、あとは焼却されたり埋立処分されます。

目の前で自転車や木製家具や布団や畳やスーツケースがまるで紙くずのように
積み上げられていて、ガスマスクをした職員の方が選別をし、
その横には破砕した元粗大ごみが山のように積み上げられていました。
一番多く出される粗大ごみは布団だそうです。なんと一年で58万枚!
粗大ごみの山を見ていて心が苦しくなりました。

そして埋立処分場。
埋立処分の方法はごみ3mに50cmの土をかぶせ、それを30mまで積み上げて
いくそうです。
現在埋立作業が進めれている新海面処分場が23区最後の埋立処分場に
なるそうです。
不燃ごみに関しては平成20年度から廃プラスチックは可燃ごみとして
回収され、焼却処理することにより熱エネルギーを回収する
サーマルリサイクルがはじまりますので少しは減少するでしょう。

しかし、そうは言っても限りある資源を無駄にしないように
少しでもごみを出さない3R- Reduce, Reuse, Recylceの
努力を惜しんではいけない、と痛感した視察となりました。

埋立地
写真は最後の埋立処分場となる土地です