初台「おやこ基地シブヤ」が10月に渋谷区初台に開設しました。
障がい児保育園、認可保育園、小児科、病児保育室が同じ建物にはいっている
複合施設です。
こちらは外観です。
1階は渋谷区初の障がい児保育園「ヘレン」が開設しました。
渋谷区のホームページによると「障害児保育園へレン初台」は
「主に保護者の就労等の理由により保育を必要とし、かつ障害や疾病等により
集団保育が著しく困難であると判断される子どもを対象に、子ども・子育て支援法の
居宅訪問型保育と連携しながら、児童福祉法の児童発達支援による療育を実施」
となっています。
これまで重症心身障害児や医療的ケアの必要なお子さんは保育園に預けることが
困難で親御さんは大変ご苦労されてきたことと思います。
障がい児保育園が区内で開設されたことは大きな大きな一歩となりますね。
利用手続きは3つのステップとなりました。
第一ステップの施設への申込は認定特定非営利活動法人フローレンスへ。
第二ステップの居宅訪問型保育の申請については渋谷区保育課入園相談係にご相談ください。
そして第三ステップ、施設利用内定後は児童発達支援の申請となります。
福祉部障害者福祉課相談支援係となります。
「ヘレン」の詳細についてはこちらをご確認ください。
そして「おやこ基地シブヤ」の2階には「みんなのみらいをつくる保育園初台」。
明るい園内は1歳児からの保育園。
3階は小児科「マーガレットこどもクリニック」
が開設しました。
温かみのある院内。
土曜日の午前中も受診できます。
そして同じフロアの3階は小児科とこちらも念願だった「病児保育室 フローレンス初台」も開設しました。
3階は保育園とは違う入口でエレベーターで3階に直接行くことができます。
利用用は1日あたり2,000円(区外在住の人は1日あたり5,000円)。
保育園でお預かりしているお子さんが発熱等で親御さんのお迎えをされているかと
思いますが、「病児保育室 フローレンス初台」では登園中の発熱等、登園後に
体調が崩れた時も、スタッフが保育園にお迎えに行き、そのまま病児保育室でお子さんをお預かりできるという
「保育園レスキュー」
事業も行います、素晴らしいですね!
*「保育園レスキュー」による施設への迎えを利用する場合はタクシー代実費となります。
病児保育の定員は一日当たり6名。
園内のお部屋は二部屋。
一部屋はインフルエンザ等感染症対策のための隔離室となっています。
利用方法については「病児保育室フローレンス初台」のWebページ内の
専用フォームにて保護者情報や、お子さんの健康情報の登録が必要となります。
「病児保育室フローレンス」のHPからは当日のご利用状況も確認できます。
ご利用時間等詳細はこちらから。
現在、渋谷区の病児保育はベビーシッターを利用した際の
病児・病後児保育利用料金の助成を行っています。
それでもお子さんが病気の時や発熱の時にお仕事を急に休めない親御さんの声を受けて
本会議で提案をし、病児・病後児保育利用料金の助成事業が実現しました。
現在、1世帯当たり1児童の年間(4月1日〜翌年3月31日)上限額は100,000円。
対象者も大きく広がり、区内在住で、認可保育園・認証保育所・保育室・
東京都に届出済の認可外保育施設のいずれかの施設で、通常保育
(一時保育を除く)を受けている乳幼児となりました。
実際にご利用されたお母さまたちからは安心して利用でき、本当に助かっています、とお声が届いています。
一方で子育てトークでは施設型の病児保育についてもご要望をいただいていました。
これまで渋谷区に無かった施設型の病児保育室、そして医療的ケアが必要なお子さんのための保育園の開設と新たな事業のスタート、本当にうれしいです。