「しぶやの森」を作りに飯田市へ – 飯田市緑体験交流

10月9日〜10日の週末、長野県飯田市へ緑体験交流に
行ってきました。
しぶやの森
飯田市は中幡小学校の児童たちが10年あまりにわたって
育ててきたドングリの森があります。
昨年からその森が渋谷区民で共有し、自然と触れ合う事の
少ない子どもたちの自然体験の場として活用されるために
「なかはたの森」から「しぶやの森」となり、解放されました。

実はこちらは平成20年第2回定例会一般質問で
「緑をテーマに国内の市区町村と人と人との交流」
の提案をしたものがカタチになりました。

さて、今回は2グループに分かれて計99名の小学生、中学生、大人が
参加しました。

私が参加したグループは小学生16名と大人31名。

初日は元善光寺でお話を聞き、飯田市原地区のリンゴ畑でりんご狩り。

地元のみなさんからどのりんごが食べごろか、などを
教えていただきながら、みんな慎重にりんご狩りをしました。
あいにくお天気は雨でしたが、レインコートを着て
自分でもいだリンゴを食べるのは格別です。
地元新聞社の取材を受けていた子どもたちもいました。
りんご狩り

そして2日目は「どんぐりの森」で「しぶやの森」作りです。
すでに10年にわたって中幡小学校の児童たちがどんぐりの苗を植えて
きました。
どんぐりの苗はゆっくり、確実に大きくなっていますが、
まだ「森」と呼ぶにはもう少し時間がかかりそうです。
でも小学生たちが植えたどんぐりの苗は着実に育っていました。

その「森」は草がたくさん生えていて、わたしたちのミッションは
その草刈りからはじまりました。

まず、地元の方に鎌の使い方を教えていただき、みんなで
草刈りです。
写真は草刈り前の「しぶやの森」。
before

子どもたちはもちろん、わたしも鎌を使って草刈りは
初めて。
恐る恐るお互いが距離を保って鎌で草を刈っていきます。
明け方まで降っていた雨もすっかり上がって、空には
きれいな青空が。
朝露でぬれないように、レインコートを着込んで作業スタート。

かまを使う2

かまをつかってみよう

こどもたちも、段々と鎌の使い方に慣れてきました。
かまを使って草をかりました
あんなに草が生い茂っていた「しぶやの森」がすっかりきれいに
なりました。
after

草を刈っているうちに、蟹を見つけて、蟹に夢中になる子、
同じ敷地内の畑を探検してかぼちゃを採るこどもたち。

そんな行動を地元の人は
「なんでも経験するのが大切だから」
と、暖かく見守っています。

休憩にはみんなで柿をとってかじりました。

そして、いよいよどんぐりの植樹。
どんぐりの苗はとってもかわいらしい苗。
こどもたちが大事に植えていくのを、みんなが見守って
植樹完了です。
植樹中
作業をしながら、地元の方々から農業のお話などを聞きながら
食べ物の大切さを学びました。

この日の昼食は地元のお母さんたちが作ってくれた
お弁当です。
地元の食材を使ってこの地域でみなさんが食べている
食事がでました。お昼ごはん
この地域では減農薬で野菜を作っています。
とにかく安心の食と、というみなさんの思いが詰まった
栄養満点で、とっても心がこもった昼食でした。

飯田市は「しぶやの森」以外にも防災でも協力をいただいています。
例えば、9月1日の防災の日、訓練の中で「炊き出し」もあります。
その中には飯田市の野菜が使われているそうです。
災害のときなど、こうした交流があると安心ですね。

この「どんぐりの森」はみんなで大事に今後も育てていきます。
飯田市のみなさんとの交流を通して、自然を通して
たくさんのことを学んだすてきな飯田市緑体験交流でした。

飯田市の景色

こちらは色々教えてくださった地元の宮内さんです。
宮内さん
ありがとうございました!

みなさんも、ぜひ来年行ってみてくださいね!