50代から始まる認知症予防について – その8 社会的孤立について
いつもありがとうございます。岡田マリです。
医師が認知症予防のためにやっていることを呼んで50代の私が実践している認知症予防についてシリーズで皆さんにお伝えをしています
45歳から65歳までの中年期にあたる人たちが気をつけなきゃいけないことは高血圧、肥満、難聴でした。
65歳以上の高年期の人が改善できるリスク要因として喫煙、抑うつ、運動不足、社会的孤立、糖尿病です。
「社会的孤立」とは周囲の人との交流がなく会話もないという状態で、認知症の相対リスクは1.6倍と高いものです。
人間の脳はしゃべることで神経細胞同士のやり取りが盛んとなり、活性化をするそうです。
ですので長時間じっとしていると使われない神経細胞のネットワークが除去されてしまいます。
スウェーデンの研究所で3年間追跡した研究では社会的接触が多い人に比べ接触が乏しい人は認知症の発症率がなんと8倍!になるという結果が出たそうです
テレビやネットは一方的な情報を受け取ることになり、会話ほど脳を使わないそうです。
オンラインでのコミュニケーションは便利ですが、やはり直接会ってその人の表情を見て話たり笑ったりすると感情もより豊かになるように思います。
できれば一日最低1時間はだれかと話すことはおすすめだそうです。
この数カ月間、新型コロナウイルス感染症対策で在宅勤務となり、自宅でほぼ一日過ごすことが多くなったという友人たちから聞く声の一つとして、実際に人と会っておしゃべりをすることがなくなったということです。
今後在宅勤務が進み、勤務している会社を定年になったときに、近所に友だちがいたり、趣味の仲間がいておしゃべりをするということは大切ですね。
本の中では犬を飼うというのも認知症予防につながるとのことでした。
たしかにお散歩に行きますし、お散歩途中にご近所の方と犬を通して挨拶する人が増えました。
我が家のワンコは16歳なのですが、朝晩のお散歩は欠かせませんし、年に数回は動物病院に行きますし、行政視察の時などの時には預かってもらうところの確保など、一緒に過ごすことによりとても癒されますが、それなりの覚悟も必要です。
また、本の中では娯楽についても紹介されていました。
そこでも周囲とのコミュニケーションをとるゲームやボランティアも効果的だそうです。
なかでも「カラオケ」は認知症予防の効果が期待できるそうです。
音楽には脳波や血圧や脈拍などに変化を与えたり痛みを和らげたりするなど様々な効果があるそうです。
歌うことで喉の機能が鍛えられ、誤嚥防止にも効果があるそうです。
コロナの影響でカラオケも控え気味ですが、また時期が来たらみんなでカラオケに行くのはよいですね。
音楽と言えばヴァイオリンのレッスンを再開したので今後も積極的に新しい曲を増やしていこうと思っています。
他にもオセロ、囲碁、将棋、麻雀、人生ゲームなど思考力や集中力を使い脳を活性化する効果があり、何人かで顔を合わせておこなうゲームも効果があるそうです。
またボランティアへの参加も社会的接点を持つ活動としてよいそうです。
今は外に出ていきにくい時期ですが渋谷区ではボランティアセンターがありますので、登録してみるのもおすすめです。
https://www.shibuyashakyo.or.jp/vol/sitemitai.html
私も登録をし、区内の施設にヴァイオリンの演奏に行くことがあります。
「ゲーム」はボードゲームをするのはおもしろそうですね。
気軽にできるボードゲームを見つけてやってみようと思います。
環境に変化があったときなど社会的に孤立しないように人とコミュニケーションができる引き出しを色々持っておくことが認知症予防につながるのだと思います。
ぜひ少しずつ引き出しを増やしていきましょう。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。