いつも有難うございます、岡田マリです。
この度の熱海市における土砂災害で被災されたみなさまにお見舞い申し上げます。
またお亡くなりになられた方々、ご家族に心からお悔やみ申し上げます。
今日のブログはこの度リニューアルオープンした恵比寿南2公園、通称ぶた公園についてです。
この公園は昭和28年(1953年)に「向山公園」として開園しました。
昭和30年(1960年)に「恵比寿南2公園」となりました。
そして令和3年(2021年)7月3日に改修を経てリニューアルオープンしました。
障がいの有無にかかわらず、遊具で遊んだり、車いすでも公園内での移動が安心してできるインクルーシブ公園となりました。
この公園は渋谷区恵比寿南2丁目、お隣目黒区との区界に近い住宅街に位置し、広さ1,889平米、公園内の段差を大きな滑り台を設置したすり鉢状の公園です。
今回の改修で7基の遊具が設置されましたので一部を紹介しますね。
以前はこんな感じでした。
ここからは通称ぶた公園と親しまれている「ブタ」さんのシンボルをご紹介します。
新しいブタさんも設置されました。
まずエントランスで愛くるしい2匹のぶたさんがお出迎え。
この公園は毎年夏には夕涼み会、12月にはもちつき大会、2月には防災訓練の実施など地域はもちろん、行事には多くの人たちが参加し、大変盛り上がります。
いつもは午前中は保育園の乳児のお子さんから元気に走り回る園児たち、午後は小中学生、ご高齢者が散歩や軽い運動をしたり、近くで働く方たちがお昼にリラックスしたり、トイレを利用する人など本当に様々な人たちが利用します。
しかし、ある時から少しずつ遊具が少なくなり、公園横に停車中の車の間からお子さんがボールを追って飛び出し事故が発生、公園内での受動喫煙など様々課題がでてきて、公園内は「〇〇しないこと」という禁止看板だらけになりました。
また公園の壁のひび割れもでてきて安全性も課題になりました。
そこで2017年に看板だらけの公園を地域のみなさんと公園の利用者さんたちとでどうしたらこれらの課題が解決され、だれもが安心して心地よく公園を利用できるか、という意見交換を行いました。
その後、近隣に保育施設が増え、幅広い年齢のお子さんたちが大勢訪れる一方で、古い遊具は安全基準の観点から撤去され従来の遊具が半分以下になり、また一時期シンボルのブタさんが無くなり、毎年防災訓練をする中で防災機能の強化が望まれるなど課題が増えていくなかで、その後も話し合いを何度も重ねてきました。
またどのような人たちがこの利用しているのかなども調査し、実際公園を利用している保育園の先生や子育て中の親御さんの意見もヒアリングも続けました。
さらには区内、区外の防災公園を見に行ったり、他の公園の遊具を研究するなどしました。
こうしたことを重ねてどうにか解決できないかと4年間の時間を経て、改修となりインクルーシブ公園としてリニューアルオープンしました。
そして利用者や近隣のみなさんの声や夢がギュッとつまった憩いの公園が完成しました。
このほか、写真にはうつりませんでしたが、かまどベンチの設置や、植栽もこれまでの公園ではあまり見られないような低木の花が美しいものが植えられています。
課題となっていた公園すぐ横に車の駐車が減るようにと、これまでうっそうとしていた木を低木にしました。
園内で遊ぶ子どもたちの安全のためにも公園周辺への駐車はご遠慮いただき、もし車で訪れる人は近くにはコインパーキングがあるのでそちらをご利用くださいね。
ぜひ「恵比寿南2公園、通称ぶた公園(恵比寿南2-11-1)」に遊びにいらしてください。
今日も最後まで読んできただきありがとうございました。