令和3年度予算について

いつも有難うございます、岡田マリです。

卒業式シーズン、今年は美しい桜が卒業と新たな旅立ちを
お祝いしてくれているようですね。
ご卒業心よりおめでとうございます。


本日第1回定例会、予算議会が終了しました。
令和3年度の渋谷区一般会計予算は994億5千万円。
特別区民税等の減、特別交付金の大幅減などから前年度の5.5%、
58億3370万円の減となりました。

本日のブログでは令和3年度の予算を岡田マリ的に注目する事業を
ご紹介します。

子育て支援
・待機児童対策:私立認可保育園が新たに5園新設され、様々な手法を用いて、391 人の定員増をはかります。
平成28年度から約3700名の定員増となりました!

昨年子育てトークに参加された方から
「無事に保育園に入れました」
とご連絡をくださった方がいらっしゃいました。
「全て入れなかったのですが、どうしたらよいですか」という
ご連絡を受けていたことからするかなり落ち着いたのではと感じています。

・切れ目のない子育て支援「子育てネウボラ」:8月にオープン予定。
1~3階までは木のぬくもりを活かした遊具を備えた広場と
カフェのある子育てスペース。
4階から上は中央保健相談所、こども発達センター、子ども家庭支援センター、教育相談窓口など相談のフロア。
ホームページも動画発信など益々充実予定。


教育
・教育ICT:15億5,300万円 ICTを活用した対面指導とオンライン教育との
ハイブリッド化を推進 

・「デジタル教科書」:令和3年度からモデル校4校においてデジタル教科書の
実証事業。令和4年度から全校にて開始予定。

・「シブヤ科事業」 :379 万円 自分の住んでいる地域をはじめ、
渋谷区への興味・関心をもって渋谷区の歴史や伝統・文化・地域についての
課題や問題を知るとともに、プライドを育み、多様な人たちと協働を通して
創造豊かな人材を育む

・英語教育「 TOKYO GLOBAL GATEWAY 事業」: 857 万円 東京都にある英語村施設で英語体験

・渋谷ワンダフル給食プロジェクト:8,000万円 服部栄養専門学校との共同実施。食育事業、栄養士・調理員向け調理講習会の実施

健康
・無料オンライン健康相談:1400万円(通信費以外)。
区民と医師会(保健師等)による相談。精神保健・母子保健・福祉分野等と連携した相談が可能に

高齢者福祉
・高齢者デジタルデバイド解消事業 3億6,500万円
実証事業でスマートフォンを無料貸与:対象65歳以上のスマートフォンを
未保有者、3,000人
講座やコールセンターの設置
デジタル活用支援員を募集・育成・登録

障がい者福祉
・神宮前三丁目障がい者施設:1億900万円 令和6年12月神宮前3丁目に
地上4階地下1階建ての施設が開設予定
児童発達支援、生活介護、機能訓練、保育所等訪問支援、放課後等デイサービス、短期入所、居宅訪問型自動発達支援、特定相談/障害児相談支援。
重症心身障がい児者、医療的ケアを要する身体障がい児者対応の複合施設
診療所、プール、会議室等も設置予定。

障がい者福祉
・一般社団法人シブヤフォント設立:750万円 区内の障がい者とデザイン学校の学生との協働で作成されたシブヤフォント
事業拡大、新たな事業形態の構築のため事業推進体制を強化
個人利用についてはフリーダウンロードができます。
https://www.shibuyafont.jp/


産業振興
・スタートアップ企業環境整備事業 1億5,000万円
海外向け開業支援、不動産関連の支援制度の構築、ワンストップセンターの設置
海外のスタートアップが渋谷区に進出しやすい環境の整備など


環境
・落書き対策プロジェクト 1億1,000万円
落書き問合せセンター(仮称)の開設、所有者消去の承諾がある施設など
所有者からの落書き通報をうけ、所有者等の消去の申込み・承諾を受けて消去する落書き対策プロジェクト
渋谷区の5つの地域を一年ごとに地域分けをし、3カ年かけて全域を消去


まちづくり
・玉川上水旧水路緑道再整備 2億2,600万円
コンセプト「FARM」 「農」「食」をテーマに整備

・西参道プロジェクト 2億1,000万円
首都高高架下が地域に開かれた場となるよう利活用
地域の公園、広場空間、将棋文化をコンセプトに施設から文化発信、明治神宮の参道にふさわしい景観へ。


感染症関連
・新型コロナ対策事業 33億円
ワクチン接種体制確保事業、PCRセンター運営、感染症患者搬送用自動車購入、オンライン健康相談事業、
中小企業資金融資利子補給金、住宅確保給付金事業、区立図書館への図書消毒機設置など

感染症関連の対策は多岐に渡っています。
また渋谷区らしい事業が盛り込まれていますね。
高齢者福祉では神南に特養施設、恵比寿西にはグループホームがオープン、
防災対策では避難所にペットテントの配備、聞きづらいとお声をいただくことの多い防災行政無線の内容がP U S H 型で聞ける情報配信サービスの導入なども
予算が計上されました。

今日は渋谷区の予算についてのご紹介でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。