自宅で防災を学ぶ  – ハザードマップや地域の地形を知ろう

いつも有難うございます。岡田マリです。

本日から令和2年第4回定例会が始まりました。
今日は区長発言がありました。
その中で防災の取り組みに ついて令和28年度から開催の防災フェスが今年はオンライン開催となり 、そのプログラム内容について触れていました。

そこで、改めてオンラインプログラムの8月「台風と豪雨災害」を見ました。

ハザードマップの見方などの説明や神宮前地区、恵比寿地区、そして本末地区で過去に水害があったところで地域の町会長さんに 話を聞きながら実際に水害のあった地域を見ながらインタビューする、など充実の内容です。

神宮前地区はF 会長、恵比寿地区はI会長、本町地区はY会長、と実際に水害を体験されたみなさんのお話を聞くと地形と水害対策に対してイメージがわきます。

渋谷区のハザードマップは令和2年5月に改訂版となりました。 https://www.city.shibuya.tokyo.jp/assets/anzen/000051288.pdf
1時間に153ミリの雨量を想定したときの水害被害を元に作成されているとのこと。
危険な箇所は1階部分が水没するくらいの被害を想定しているそうです。

ちなみに昨年の台風19号の時の渋谷区内で一番強い雨の時が1時間に25ミリだったそうです。

動画の中のハザードマップの説明によると川周辺は水の深さが高い箇所、また暗渠 – 以前川があって下水道が通っているところ – の地域も浸水しやすいとのことでした。

以前川があったところは現在は川を埋めて下水道に雨水が流れることにより水が集まるそうです。
神宮前地区の町会長さんFさんによると渋谷と表参道間のキャットストリートは暗渠で以前渋谷川が流れていたそうです。
このエリアは床上浸水を経験しており、店舗など建物は地面より少し高くなっているそうです。

恵比寿山下町会I会長のお話によると、恵比寿東公園 – タコ公園周辺は渋谷川のは昔は氾濫していたそうです。

床上浸水被害もあったそうです。

ライブの中ででてきた昔の渋谷川の写真です。

タコ公園には24時間、渋谷川の水位を監視するモニターが設置されており、東京都の水防災総合情報システムのモニターで水をチェックできるそうです。
http://www.kasen-suibo.metro.tokyo.jp/im/uryosuii/tsim0103g_441102.html

本町地区のY会長のインタビューでは清水橋5丁目付近 神田川付近のお話でした。
昭和33年、34年水没したとのこと。高低差のあまりない地域というイメージなのですが、そういう土地は広範囲に水が広がっていく地域なのだそうです。

渋谷駅の地下には雨水貯留施設が設置されています。西口の整備はすでに完成。東口地下雨水貯留施設はJRから東246側北側、宮益坂くらいまでの水を受けることができ、その量4000トン、プール9杯分のキャパシティだそうです。
渋谷は谷になっており、ちょうど低い位置に駅があり、大雨となると駅に向かえって水が流れます。
平成11年には1時間に99ミリ雨が降り、多くのビルの地下が浸水したそうです。
貯留施設の完成によって渋谷駅西口、東口周辺は安心ですね。

ゲリラ豪雨、集中豪雨のときは注意!
都心部では内水氾濫 – 下水道、排水路などの水処理能力がおいつかず水があふれてしまい土地や建物、道路が水につかってしまうということ に注意が必要だそうです。
事前に予報されている台風の時は土木部や私が所属する消防団も備えや警戒ができますが瞬時に大量の雨が降るのゲリラ豪雨や集中豪雨の時は備える時間がありません。日頃から落ち葉清掃、雨水桝の清掃、土のうを置いて備えるなどもやっておくとよいですね。
また、ゲリラ豪雨のときなどは事前に土嚢を準備できないこともあるのでそんな時はペットボトルやプランターなどでも代用できるそうです。

ハザードマップで記されている地域やそこに近いところでも地下に駐車場がある場合は対策をする必要がありますし、ハザードマップで記されている地域でも垂直避難であれば安全なこともあります。

この動画は区の防災課、土木課、白根郷土博物館のプロのみなさんから過去にあった渋谷区の水害の話も含めて非常に役立つお話が聞けます。

今日は「台風と豪雨災害」についてでしたが、他にも避難所運営や親子防災などのプログラムもあります。
時間が無い方は早送りでも聞けますのでぜひご覧になってください。
https://shibuya-bosai-caravan.tokyo/report01/

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。