「認知症かもしれない?」と不安な方、ご家族に読んでほしい「ものわすれのしおり」

8月6日広島原爆の日、今朝は平和記念式典の様子をテレビで見ました。
75年前のこの日に原爆で亡くなった方々のご冥福を祈り黙祷を捧げました。

さて、今日は渋谷区の認知症事業についてご紹介します。

「今から親の介護に備える」というオンラインイベントをこれまで4回行ってきました。

40、50代の方を中心に参加くださいました。

ご両親と離れている所に住んでいて心配だというお声、近くに住んではいるけれどもなかなか認知症の検査を受けてということが言い出せないなど、それぞれの悩みや不安を持っている方たちが参加くださいました。

親御さんが軽度認知症や認知症かもしれないという不安を抱えている方もいらっしゃいました。

親に介護が必要になった、認知症になった、と言う話は友人や会社の同僚と会話の中では話しにくいのが現状のようで、どこで、何を相談したらよいか、と悩んでいる人たちが想像していた以上にたくさんおられます。

最近私が読む本は高齢者福祉についてや認知症についての本が多くなりました。
追ってブログでご紹介いたしますね。

今日のブログは渋谷区が作成した「ものわすれのしおり」のご紹介です。

A 4判の全28ページのこの冊子は「もの忘れ」が増えてきて不安な気持ちで毎日を過ごしている方やご家族にとって役立つ支援やカテゴリー別相談先が載っています。

また、若年性認知症の方への支援も記載されています。

私も知らなかった情報、例えば認知症の方、ご家族の方が地域社会とつながるための家族会や交流会、認知症カフェ、サロンなどの支援・相談先、 日常生活において困った時(食事や見守りなど)の授業や支援、お金のことや自分のことを自分で決めたいという時の相談先、家族や介護者へのサポートなど孤立しがちなご家族へののサポートや相談も記載されています。

区内には家族会が3箇所あるということを私はこの冊子で知りました。

介護者リフレッシュ交流会では介護者同士が交流を通じて介護体験の共有や意見や情報の交換ができる場所だそうです。

家族の介護に追われてなんで自分だけがと思うこともあろうかと思いますがこうした交流会に参加して同じ苦労している人たちと意見交換ができたり他の人たちの介護の方法など知ることなどができます。

また認知症ご本人と家族介護者が繋がる場所としてオレンジカフェ 学区内には20箇所もあります。
カフェが空いている日時を確認し、リフレッシュに行ってみるというのもよいかもしれません。

また下記3つのサポートについてはなるほどなぁと思いました。

・「高齢者おかえりサポートメール」事業
認知症で行方不明となった高齢者の情報を協力者に配布し配信し発見や警察への連絡などの協力をお願いする取り組みです。
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kurashi/koreisha/fukushi/ninchisho_family_sien.html

・「緊急通報システム 」
65歳以上の1人暮らしまたは65歳以上のみの世帯の方で体に慢性疾患があるなど日常生活を営む上で注意を要する状態にある方が対象。
緊急時に無線発報機を用いて民間警備会社に通報する機器を設置します。通報を行うと救急車の要請と同時に救急出動員が速やかに駆けつけてくれるサービス。

費用:月々¥198、¥300程度の通信費
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kurashi/koreisha/fukushi/k_tsuho.html

・「渋谷区見守りキーホルダー」
認知症の症状があって外出が不安な方には一緒にお出かけ見守りキーホルダー。氏名・住所・ 緊急連絡先などの情報を登録した番号が入ったキーホルダー。万が一認知症の症状によるご高齢者が保護された場合に迅速に対応ができるように登録を受け付けます。保護してくれた方から連絡があった場合は24時間・ 365日対応のコールセンターから緊急連絡先へ連絡くるというサービスです。
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kurashi/koreisha/fukushi/ninchisho_family_sien.html

認知症で不安な方に役立つ情報がまとめられています。

「ものわすれのしおり」は渋谷区内の地域包括支援センター等で入手できるとのことです。
今後はホームページでもこの冊子を見ることができるとよいですね。

今や親の介護は避けて通れません。
歳を重ねるごとに親への心配も増えていきますよね…・
今後もブログ等で介護の情報も発信して参ります。

「今から親の介護に備える」Zoom イベントは9月5日(土)10:00にも行います。

詳細はこちら https://okadamari.com/news/detail/81

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。