50代からはじめる認知症予防 – その4 カレーと柑橘類が認知症予防に注目されているそうです

いつもありがとうございます、岡田マリです。
認知症専門医の先生が書いた本「医師が認知症予防のためにやっていること」を読み、認知症予防のために40,50代から取り組めることを実践中。

何か参考になればとこのブログで紹介させていただいてます。

今日は「その4」として認知症予防に役立つ食べ物についてです。

私はカレーが大好きで、よく食べるのですが、大学のころアメリカ留学中に日本食が全く食べられない環境の中で、一番食べたかったのもカレーライスでした。

この本を読んでうれしかったのはカレーが認知症予防に効果があるといくつも論文で発表されているとのこと。
カレーに含まれる「ターメリック」、そのターメリックに含まれるクルタミンというポリフェノールの一種には抗酸化作用、抗炎症作用が認められており、認知症予防に効くのではと考えられているそうです。

アルツハイマー型認知症は脳の中にアミロイドβというたんぱく質が蓄積し、やがて神経細胞が破壊されるという段階を経て進行するそうです。
このたんぱく質の異常な蓄積は実は40代からはじまっているそうです。
クルタミンはそのアミロイドβというたんぱく質の蓄積を防ぐ成分であるということが分かっているそうです。

アミロイドβが蓄積し、認知症を発症するまで20、30年かかると言われています。
少しでもアミロイドβの凝集を阻めるよう、カレーを食べて認知症の進行を遅らせることができたらよいですよね。

またカレーはターメリック以外にも様々な香辛料が使われていてこれらは香りづけはもちろん薬効もあるそうです。
そして料理をすることは認知症予防につながります。
一石二鳥ということでカレーを自宅で作ることも増えました。

というわけで、ランチの時に外で手軽にカレーを食べたり、いつもと材料や種類を変えてカレーを作ったり、おやつにカレーパンを食べたりと週に2,3回カレーを食べるようになりました。

次は本の中で注目されている認知症予防に効果がある「柑橘類」について。

認知症の予防効果ができる成分として柑橘類に含まれる「ノビレチン」も注目をされています。
東北大学の調査によると柑橘類を食べる頻度が高い人は認知症のリスクが低下していたそうです。

柑橘フラボノイド(ポリフェノールの一種)のノビレチンは認知症を引き起こす脳の神経変性の疾患に対して予防や改善の効果が期待できるとして論文に報告されているそうです。 

脳神経細胞のネットワークを増やしたり脳の神経細胞に直接働きかけるとのことで、中高年の認知機能の維持に効果が期待できるそうです。

柑橘類の中で特にこのノビレチンの含有量が多いのが沖縄北部の大宜味村特有のシークワーサーだそうです。
大宜見村と言えば長寿村として有名ですよね。

また、ノビレチンと DHA を一緒に摂取することでこの二つの値を足した以上に神経細胞の突起が増え、何らかの相乗効果がもたらされているとのことが分かってきたそうです。
DHA をたっぷり含む魚介類と柑橘類を同時に食べるのは効果があるということですね。
しかも低濃度のノビレチンで有効とのことなので、柑橘類については早速濃縮ジュースを炭酸などで割って飲んでみることにしました。

本当は認知症の予防薬を安心して服用できればよいのでしょうけれど、現在認知症の予防薬は治験段階であり日本で認可されるまでは早くて3年はかかり、3年後でもすぐに身近に使えるというわけではないそうです。

50代の私は実は着実に脳内でアミロイドベータが凝集している可能性があります。
予防薬には頼ることができないとすると、アミロイドベータの凝集を少しでも防ぐために 論文で効果が報告されているカレーや柑橘類、また追ってご紹介する運動などで少しでも予防になればと、生活の中で無理のない範囲で実践してみます。

もちろんカレーと柑橘類だけでは栄養のバランスが偏りますし、それだけで認知症が防げるというわけではありません。

次回のブログでは増やしたい食品と減らしたい食品について、「医師が認知症予防のためにやっていること」を参考に私が実践し始めたことをお伝えいたします。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。