緊急事態宣言が発令されて

いつものあたり前だった生活が大きく変化しました。

在宅勤務、学校の臨時休校、また渋谷区役内でも多くの商業施設が臨時休業や営業時間短縮などとなっています。
渋谷区の窓口業務の縮小、停止も発表されました。

緊急事態宣言発令の目的は人との接触を8割減らし、これ以上の感染拡大を防ぐことです。

(ちなみに8割減らすというのがわかりづらいという声がありましたが、おなじような施策をとるドイツでは家族以外の2人以上での集まりはダメという表現のようです)

また、今回の緊急事態宣言を受けて渋谷区の保育園と放課後クラブでも新たな対策となります。

保育園についてはこれまで家庭内での保育の協力のお願いから4月10日(金)から5月6日(水)までの間、保育園等は臨時休園となります。
世帯全員が警察官、消防官及び医療従事者のご家庭等を対象にした特別保育を実施予定です。
保育料は日割り計算して返金することとなります。

また小学校における放課後クラブについても臨時閉室となりました。
世帯全員が警察官、消防官、自衛隊員および医療従事者のご家庭、また特別な事情のある児童については保護者の送迎の元、お子さんを預かります。

渋谷区のホームページによると
「4月8日(水曜日)現在、渋谷区におきまして、新型コロナウイルス感染症の陽性患者は4名増え、累計47名となりました。」
と連日増傾向です。

東京都によると1月24日に初めて感染者が報告され、2月13日に都内居住者の感染者が報告されました。
そして4月7日現在、東京都 新型コロナウイルス陽性患者数は1,196名と報告されています。

都庁のホームページのオープンデータから年代別で人数、そのうち4月1日以降の陽性者数の増加を調べてみました。

10歳未満10名 4/1以降 4名増
10代: 18名 4/1以降 9名増
20代:190名 4/1以降 124名増
30代:245名 4/1以降 147名増
40代:227名 4/1以降 123名増
50代:172名 4/1以降 98名増
60代:134名 4/1以降 72名増
70代:128名 4/1以降 52名増
80代: 47名 4/2以降 23名増
90代: 17名 4/2以降 6名増

20代から50代の感染者が多く、また4月以降特に増えているとみて取れます。
また10歳未満のお子さんも10名感染しています。

職場や通勤による移動、会食によって、またご家族のどなたかが感染したら他のご家族にも感染が広がるリスクがあります。

感染者が増える中、医療体制の維持が今回の緊急事態宣言発令の主な目的の一つです。

今はみなさまの職場や事業所等にもご理解ご協力いただき、在宅で仕事ができる体制をとっていただくなど、そしてお子さんについてもご自宅でお過ごしいただくようご理解・ご協力をお願いいたします。

こうした状況の中、医療現場でご尽力くださっている医療従事者のみなさま、介護現場ではご家族の面会ができない中、ご尽力くださっている介護従事者のみなさま、コロナウィルス感染拡大防止のためにご尽力くださっている関係者のみなさま、スーパーやドラッグストアなどで店舗でお仕事をされているみなさまに心から敬意と感謝を申し上げます。

私含めて一人一人が当事者です。

悲しいニュースが続きストレスの多い状態が続くと思いますが、できる限りのご協力をお願いいたします。

いつか、あのときは大変だったよねと話せる日がくるよう、手洗いの徹底など皆様もお体に十分お気をつけください。