LGBT関連のイベントと講演会のご報告を3つ

LGBT関連のイベントと講演会に参加しました。
どれも全て充実しました。
3つまとめてご報告させていただきます。

11月、日本で初めてDrag Queen Story Hour ドラァグクイーン・ストーリー・アワーのパイロット版が笹塚区民会館で実現しました。
「Drag Queen Story Hour ドラァグクイーン・ストーリー・アワー」とはドラァグクイーンによる子どもたちへの絵本の読み聞かせプログロムです。
サンフランシスコではじまったこのプログラムは現在では米国各都市、そして全世界8か国で開催されており、日本では初の試みでした!
華やかな楽しいドラァグクイーンたちが絵本を読むことにより、子どもたちがのびのびと自分らしく、社会の中で自分と他人の違いを元にしたいじめや差別をなくすことを目標としています。
一人一人が自分らしくあることの大切さを伝えるメッセンジャーとしてドラァグクィーンが子どもたちと楽しい時間を少し増した。

DQSH

当日は多くの親子が参加し、ドラァグクィーンが絵本を手にして楽しく絵本を読みだすと、子どもたちも親御さんも身を乗り出してお話しを聞き始めました。
この日は3冊、絵本を読んで、工作の時間もありました。
その後のドラァグクィーンのみなさんとの撮影会も大変盛り上がった様子。
子どもたちと親御さんとドラァグクイーンのみなさんとのほのぼのした時間でした。
次回も楽しみです!

そして12月、「レインボーオーナメントをつくろう」というイベントがLGBTコミュニティスペース「#渋谷にかける虹」で開催されました。
実はまだLGBTコミュニティスペース「#渋谷にかける虹」には行ったことがなかったので視察として行ってきました。

月一回開催されるLGBTコミュニティスペース「#渋谷にかける虹」は、来場者どうしで気軽に相談できたり、おしゃべりが楽しめる時間が過ごせます。
私はアイシングクッキーに挑戦。
小さなクッキーに絵を描いたり色をつけることに没頭する時間はとても楽しく、またできたクッキーが愛おしく楽しい時間でした。
同じテーブルで作っていたみなさんはとっても絵が上手!
そんなみなさんのクッキーをみながら自然と会話がはじまりました。

写真右上が私が作ったアイシングクッキー。
絵も字も書くのが苦手な私、何とかレインボーカラークッキーとサンタ帽子のにょろにょろなどを描きました。
他は先生が作ったアイシングクッキー、何とも素敵なクッキーでクリスマスツリーにもピッタリでした。

次回のLGBTコミュニティスペースは2019年1月13日
場所は文化総合センター大和田のB1F 多目的アリーナ。
LGBT当事者とアライの大学生・高校生向け企画でテーマは「ゆるスポでつながろう」。
ゆるーく身体を動かしながら交流、楽しそうですね!

そして先週木曜日には第4回目となる渋谷区議会LGBT講演会がありました。
今回は初めてLGBTのT=トランスジェンダーの方をゲストにお話しを伺いました。
講師は畑島楓さんで「普通をイノベートする」というテーマでお話しいただきました。
楓さんは大学院生でもあり、モデルもされ、来年4月からは建築家として大手建築設計事務所に就職予定の女性です。
1年前からお化粧をしてお洋服も女性ものにそでを通し、女性として人生をスタートさせたそうです。
楓さんは14歳のころから建築家になりたいという夢があり、女性になることが最終の夢ではなかったそうです。
女性になったのは生きるためのコンディション。
トランスジェンダーである楓さん、まだトランスジェンダーの人たちがどのように生きていくか、というロールモデルは少ないようで、彼女がトランスジェンダーのロールモデルになれたら、という強い思いがあり今回も講師を引き受けてくださいました。

セクシュアルマイノリティと表現されることが多いですが、楓さん曰く、
「誰もが何かのマイノリティであり、完全なマジョリティはいない」とのこと。
確かに、私もマイノリティの面はいくつもあります。
こうしただれもが持っているマイノリティの側面が言いだせるきっかけや雰囲気を作るということの大切さも新たな学びとなりました。

トランスジェンダーの人たちへのサポートもまだ十分ではありません。
今回の講演会がまた今後につながりますように。
楓さん、素敵なお話しをありがとうございました。