今日は阪神淡路大震災のあった日、あれから23年が経ちました。
地震直後、当時神戸に住んでいた兄から自宅に電話がありました。
その当時はまだスマホも無く、携帯電話も普及していませんでした。
無事を伝えて電話が切れた後、しばらくしてからテレビに映った現実に呆然としましたが、こちらからいくら電話をしても繋がらず、不安な日を過ごしました。
幸い、兄夫婦は無事でしたが、何日も電気、ガス、水が使えず、電話も通じず、電車も動かず、道路も分断され、日常を取り戻すまで時間がかかりました。
今日はご遺族の方の話をニュースで見て、新聞で読みました。
何年たっても忘れてはならない祈りの日です。
今朝は区内の避難所で避難所一斉点検が行われました。
私も近隣の小学校に行って町会や関係者のみなさんと避難所運営について協議、点検をいたしました。
課題は色々見えてきます。
停電時の対応、毛布等の多くの備蓄品をどのようにして避難所である2階の体育館まで持って行くか、寒さ対策、暑さ対策等。
小学校内は想像以上に寒かったです。そして夏は暑いそうです。
下記は「渋谷区民防災マニュアル」を参考に抜粋しました。
「一時集合場所」:建物倒壊や火災の影響の少ない学校や公園などが指定されています。
危険が増したとき、すぐに次の行動に移れるよう様子を見ます。
全ての学校が「一時集合場所」に指定されていませんのでご確認ください。
「避難場所」:火災拡大するおそれのない広い公園などが指定されています。
火災の危険がなくなるまで、とどまる必要があります。
「避難所」:区立の小中学校が指定されています。
建物倒壊や火災によってご自宅に住めなくなったり、応急危険度判定により、ご自宅に住むことが危険と判断された方、
仮設住宅などの居住場所が確保できるまでの間、避難者同士で助け合って生活します。
ご自宅の建物倒壊や火災などによる心配がない場合はご自宅にとどまってください、となっています。
「岡田マリ的渋谷区ガイドVol.15 危機管理対策編」でも「避難の流れ」をまとめています、ご参考までに。
渋谷区の防災ポータルサイトをご確認いただき、お近くの一時集合場所、避難場所、避難所、帰宅困難者支援(受入)施設などをご確認ください。
神戸市には「人と防災未来センター」があります。
館内には地震破壊を体験するコーナーや震災を体験された方からの資料や体験談などの展示、震災直後の街並みの再現など体験できます。
半日では時間が足りなかったくらい、たくさんの貴重な防災の資料や体験ができ、渋谷区の防災対策にと本会議で提案した案件もありました。
神戸に行くことがありましたらぜひ立寄っていただきたい施設です。