LGBT自治体議員連盟、夏の研修会に参加しました

7月6日、「LGBT自治体議員連盟」の発足の記者会見がありました。

世話人はこの日の記者会見で「私はゲイです」と明かした前田邦博文京区議、
石川大我豊島区議、石坂わたる中野区議、上川あや世田谷区議、
そして今年の3月に初当選した細川智也入間市議会議員。
この発足メンバーは渋谷区パートナーシップ証明書発行の実現に向けて
ヒアリングをし、助言をいただいた大切な人たちです。

7月27日、28日はLGBT自治体議員連盟2017夏の研修会が開催されました。
私も議連のメンバーとして参加しました。
LGBT研修会
会場は日本中から集まった100名以上の人たちでいっぱいでした。

この日、3名の講演がありました。

現在、日本の自治体におけるパートナーシップ制を実施している自治体は
渋谷区、世田谷区、伊賀市、宝塚市、那覇市そして6月に政令指定都市として
初めてスタートした札幌市。

その札幌市の制度に大きく関わった明治大学教授・北海道大学名誉教授の
鈴木賢氏からは「札幌での同性パートナー制度の仕組み」

日本大学危機管理学部准教授、元文京区役所男女共同担当課長の
鈴木秀洋氏からは「自治体におけるSOGI施策」

そして長谷部健渋谷区長からは「渋谷区におけるLGBT施策の取組み」

それぞれ大きな一歩を踏み出した各自治体ですが、その手法はそれぞれ
異なっており、非常に興味深かったです。

札幌市の取り組みは市民からのボトムアップ方式で実現したそうです。
以前、札幌市役所に行った際、LGBTについてとてもわかりやすく書かれた
印刷物を見つけたことがあり、札幌の取り組みに興味をもちました。

札幌市では1996年からレインボーマーチ札幌を開催していたそうです。
この日講演くださった鈴木賢先生がレインボーマーチの呼びかけ人代表となり
2013年まで続け(その後はしっかりと引き継がれているそうです)、
そしてパートナーシップ制度も鈴木賢先生中心に当事者を可視化して
行動することによって今回の制度の実現となったそうです。

文京区の取り組みは「文京区男女平等等参画推進条例」の中に
「何人も、配偶者からの暴力等、セクシュアル・ハラスメント(性的指向
又は性的自認に起因する差別的な取扱いを含む)。その他の性別に起因する
人的侵害を行ってはなない」
というこの非常に重い一行を入れることを推し進めた
元文京区役所男女共同担当課長のお話を伺いました。
子育て現場などの経験から、LGBT当事者の子どもたちのため、差別・偏見に苦しむ人々に対して条例にこの一行をいれる重要性を行政で働く人間だからこそ
こだわり、行動し実現させたとのこと。

お二人とも相当のご苦労があったと想像しますが、しっかりと形になり
他の事業にも確実に広がっていました。

長谷部区長からも渋谷区についての話がありました。
改めてあの2年半前のことを思い出しながら、お話を伺った自治体の関係者の
みなさんのご苦労に拍手です。

最近ではLGBT関係の取組みやサポートについてなどほぼ毎日のようにニュースや
新聞やネットで目にします。
この日の講演の中で
こうした流れは「渋谷区のパートナーシップ証明書の発行」が震源地となった。
と言うフレーズが強く印象に残っています。

渋谷区の取り組みの一部をご紹介。
渋谷区男女平等・ダイバーシティセンター<アイリス>には書籍コーナーが、
そしてスポーツセンターのトイレの表示です。
トイレと書籍コーナー

渋谷区の取組みが他自治体のお手本となるよう、今後も力をいれていきたいです。
他の自治体での取組みもこの議連を通して勉強して参ります。