猿楽小学校創立100周年記念式典等の行事が開催されました。
猿楽小学校は大正5年に校舎が建てられ開校、太平洋戦争中の昭和19年、
猿楽小学校の子どもたちは富山県射水郡金山村のお寺に疎開、
その時から金山小学校との交流が始まりました。
今では姉妹校として、猿楽小学校の児童と金山小学校の児童は6年生になると
訪問し合い、保護者や地域の方々との交流も続いています。
100周年当日も金山小学校関係者の方々がいらして下さいました。
昔は茶畑が広がり、代官屋敷が広がっていた代官山、同潤会アパートや社宅などが
建っていた昭和を経て、現在では代官山アドレスや商業施設が建ち、
東横線が地下化されるなど猿楽小学校周辺の環境は大きく変わりました。
100年の間、猿楽小学校周辺の代官山の環境の変化はそれは大きかったことでしょう。
式典の後は記念演奏会がありました。
東京フィルハーモニー交響楽団によるフルオーケストラ演奏です。
会場では丁度児童の席の少し後ろで聴いていました。
式典では緊張気味の児童たちでしたが、演奏が進むにつれ、音楽の大きな力を
目の当たりにしました。
「アイーダ」の凱旋行進曲ではリズムにのって体は行進モードに、
そしてモーツァルトの演奏になると児童たちはすっと落ち着いて聴き入り、
児童たち自身が鼓笛隊で演奏や聞き覚えののある「こんにちはトランペット」
では演奏を一生懸命見て、真似てみたり、ジョン・ウィリアムズの
「スターウォーズ」では大きな歓声と共にこちらも聴き入っていました。
そして最後の金山小学校交流歌「鳩よ翔べ」と猿楽小学校の校歌では
児童全員が立って子どもたちの歌声とフルオーケストラの演奏が会場の
さくらホールに響きました。
大きな拍手と共にコンサートは終了。
その後の祝賀会も楽しいひと時となりました。
猿楽小学校の屋上には素敵なロゴの100周年記念のプレートを見ることができます。
100年分の思いが詰まった周年行事、様々なカタチで、児童、卒業生、地域のみなさんとが100年間の思いを共有した、心に残る周年行事となりました。
記念Tシャツと同じデザインのノボリが爽やかに100周年を飾っていました。
関係者のみなさま、おつかれさまでした。