昨日は臨川小学校の運動会、今日は長谷戸小学校の運動会に行って参りました。
区議になって3回目の運動会。
あの時1年生だったみんなはすっかりおねえさん、おにいさんになって
頼もしくなっていました。
臨川小学校の運動会は午前中はお天気があまり良くなかったのですが、
こどもたちは元気に取り組み、そしてお昼前には空に青空が見えました。
どちらもみんなが元気いっぱいに運動会に取組んでいる姿、
こちらも元気をたくさんもらいました。
さて、今回のブログのアップはなかなかゆっくり書く時間が
取れなくて、時間が少しかかってしまいお待たせしました。
2008年5月に開設した渋谷区独自の児童デイサービス
はぁとぴあキッズについてその後のご報告です。
その時のブログはこちらです。
こちらの施設は2008年の開設時はもちろん、その後も冊子、HPの
「岡田マリ的渋谷区ガイド」調査で度々お話を伺いに足を運んでいます。
毎回訪れるた度に「はぁとぴあキッズ」の運営やプログラムはいつも
進化し続けています。
2階の「はぁとぴあ原宿」もそうなのですが、
「はぁとぴあキッズ」も両方ともスタッフのみなさんが元気で
明るく仕事をしている様子にいつも感心させられます。
両施設のスタッフとも年齢的に比較的若いスタッフなのですが、
みなさんいつもニコニコ対応してくださり、一人ひとりの仕事に
対しての前向きな姿勢が伝わってます。
ところで児童デイサービス「はぁとぴあキッズ」についてご存知ですか?
改めて渋谷区独自の施設、「はぁとぴあキッズ」と
「こども発達相談センター」についてご説明いたしますね。
子育て中のみなさんの中にはわが子が
「はいはいをしない」
「言葉が遅い」
「みんなと遊ぼうとしない」
「好きなことには夢中になるのだけれど、
止められるとかんしゃくをおこす…」
など、気になることってありませんか?
同じ子育て中のお友だちに相談しにくい、
どこに相談してよいかわからないというときは、
こども発達相談センターにご相談を。
相談の内容によって福祉、心理士、言語聴覚士、理学療法士、
作業療法士、保健師らの専門スタッフによる相談が無料で
受けられます。
小児科医、児童精神科医、整形外科医による相談日もあります。
それらの各門家がどんな相談を受けているのか
渋谷区役所のホームページによると
・福祉:育児全般について、遊び方などの相談
・心理士:発達全般や情緒的な問題、集団への適応などの相談
・言語聴覚士:ことばの遅れや聞こえなど、コミュニケーションに
関する相談
・理学療法士:首のすわり・はいはい・歩行などの
・運動発達の遅れや運動の問題に関する相談
・作業療法士:運動のぎこちなさ、手先の不器用さ、感覚の
過敏さなどに関する相談
・保健師:医療的な問題や健康管理、離乳食に関する相談
*さらに小児科医・児童精神科医・整形外科医による相談にも応じます。
と、1カ所で様々な専門家の相談が可能なわけです。
電話相談、専門スタッフによる面接相談(予約制)、
来所することが難しい場合でも、家庭へ訪問、幼稚園・保育園に訪問も
行っていますので、まずは気軽に相談してください。
対象:区内在住、0〜18歳までのお子さん、ご家族、関係機関の方。
子ども発達相談センター 電話:03-3405-9658。
子ども発達相談センターではどんぐりという
10カ月以上で就学前のお子さんの保護者とお子さんが
顔なじみのお友だちを作って楽しく遊んだり、保護者のみなさんが
意見交換ができたり、専門スタッフによる相談に応じたりする、
親子の遊び場も週に1回あります。
こちらも要チェックですね!
さて、その子ども発達相談センターを経て、
小学校に向けてソーシャルスキルの訓練や日常生活における
動作の指導などが必要な子は「はぁとぴあキッズ」での支援を受けます。
*その際に渋谷区への登録が必要になります。
利用者の子どもたちはいろいろな子どもたちと一緒に、いろいろな経験を
する中で、遊びを広げたり、ここでの集団生活を通して、
集団への適応力を高めたり、お父さんやお母さんとの関係を築き、
情緒の安定した意欲的な子どもに育てるなど、ひとりひとりに
あった「ねらい」をたて、保護者との相談の上、取組みます。
ひとりひとりにあったプログラムを設定して、週1日から5日
通園します。
「良く聞いて、見て、伝えるソーシャルトレーニング」や
セラピー・プログラムではミュージックセラピー、水泳、アート、
ポニーなどがあります。
そしてリズム体操、感覚統合訓練、リズム体操、季節の行事など
を通して、コミュニケーションスキルを培います。
とにかくここでは「今」必要なかかわりを一緒に考えていきます。
幼稚園に通っている子も午後グループを受けることができます。
園と情報交換を行うなど、連携をしっかりとはかっています。
保護者との取組みも様々あります。
さて気になる中の様子です。
こちらは1,2歳児のお部屋。とっても明るいですよ。
こちらは3歳児のお部屋です。
そしてこちらはおトイレです。
様々な大きさのものが揃えてあり、「トイレトレーニング」をします。
トイレのドアにはこんな写真が。
写真もあると「トイレ」って理解しやすいですよね。
こうしたビジュアルで理解できるようになっているのは
コミュニケーション方法のひとつです。
もうひとつのお部屋です。
一見普通のお部屋ですが、施設内の設備は決め細やな気配りが
たくさんあります。
夏はこちらのプールで水遊び。
職員には看護師、理学療法士、作業療法士がいます。
みなさん、明るくてプロ意識をしっかり持った
素晴らしい職員のみなさんです。
そして非常勤職員には内科医、児童精神科医、整形外科医、小児科医、
言語聴覚士、心理判定員もおられます。
施設内の設備、プログラム内容とハードソフト面において本当に
しっかりと整った施設です。
こうしたソーシャルスキルトレーニング(SST)は
できるだけ早い時期に取組む必要があると言われています。
一昨年訪れたフィンランドでも就学前のSSTはすでに
取り入れられており、その後、小学校以降は何の問題なく
過ごせるようになっているとのことを聞きました。
今から20年前に留学していた当時のアメリカでは
すでにSSTを取り入れており、幼少の頃にSSTを受けた
米国人の友人たちはみんなと同じようにカレッジライフを
満喫していました。
今後は小学校、中学校でのSSTが大きな課題ではありますが、
渋谷区では独自で就学前のお子さんには上記のような
「子ども発達相談センター」「はぁとぴあキッズ」という施設がありす。
他の市区町村からも多くの人たちが視察に来るというほどの
施設と内容です。
お子さまのためにも、ぜひご利用いただきたいと思います。