とっても寒い今日、町会の子ども会のもちつき大会でした。
雲ひとつない青空の下、でも木枯らしにちょっぴり震えながらの
もちつき大会。
朝から準備をはじめて、町会のみなさんと一緒にトン汁の野菜を
切ったり、大根をおろしたり、と大忙し。
あまりの寒さに、「こんなに寒くて人が来るのかしら?」
という思いと裏腹に、たくさんの子どもたちで会場の
公園は賑わいはじめました。
今年の私の役目はつきたてのおもちを小分け丸める係。
最初はいまひとつコツがつかめなかったのですが、
「このおもちの味がこの子たちの”ふるさとの味”になるのよ」
という一言でスイッチが入りました。
”ふるさとの味”、なるほどね〜。
実は寒くて縮こまり、もたついていた作業でしたが、
途端に心を込めてテキパキと進みだしました。
たしかに、子どもの頃に食べたおもちの味って”ふるさとの味”ですね。
私も子どもの頃に参加していた町会の「もちつき大会」はいまだに良く覚えています。
会場、おもちの種類、友だちたち、あのときおもちをついていたオジサンたち
まで覚えています。
その「もちつき大会」のおもちは私にとって”ふるさとの味”です。
会の最後に子どもたちが列を作って順番待ちをしていた「杵でおもちをつくこと」
はきっとおもちの味を何倍も美味しくしたことでしょう。
そして子どもがおもちを受け取った際には
「何て言うんだっけ?」
という大人の声と
「ありがとうございます」
という子どもの声。
そんなやり取りもたくさん耳にしました。
昨日、長谷戸小学校の学芸会ではつらつ演技で輝いていた
子どもたちもたくさん来てくれました。
夕涼み会で会った子たちも、ここ数ヶ月で成長していて、
びっくりです。
”ふるさとの味”とは、大人たちから子どもたちへの
思いやる気持ちや愛情がスパイスとなっているのかもしれません。
それは今後もずっと引き継がれていきますように…。