文教委員会で渋谷区立中学校陸上競技大会に行ってきました。
場所は国立競技場。
今年で61回目の陸上競技大会。
区内8中学校の生徒たちがトラックでは100Mや3000Mや4X100M、
フィールドでは走り幅跳びや砲丸投げを競っていました。
観客から応援している生徒たちも各学校によって様々で、
それを見ているのも楽しいです。
合同のブラスバンドの演奏も青い空の下、若さあふれる
良い音が響いていました。
ちょうど私たちは女子の80メートルハードル、男子の100メートルハードル、
男子女子の200M、そして走り高跳びを見ました。
スクリーンを通してスタート時の緊張感が伝わります。
そしてゴールの姿も、高跳びを跳んだ瞬間も
スクリーンからその表情がはっきりわかります。
1位の生徒も途中で転んでしまった生徒も、
みんな、サイコーにいい顔がスクリーンに映し出されて
それを見ているだけでも元気がでます。
陸上競技場でそんな中学生の姿を見ながら、自分の高校生だった時
陸上部部に入っていた頃のことを思い出しました。
その当時の都大会の会場は陸上競技場。
なので陸上競技場と言えばみんなのあこがれでした。
私の通っていた高校は運動場はとっても小さくて、直線50メートルを
取るのがやっと。
グラウンド一周は200メートルあるかないか。
今思えば、一体みんなどんな練習をしていたのか不思議なのですが、
そんな小さなスペースにサッカー部、テニス部、ハンドボール部、
そして陸上部がひしめき合って、練習してました。
土曜日になると電車に乗って織田フィールドに行って練習していました。
その当時の織田フィールドは今みたいにタータンではなくて、
ガリガリの土のグランドだったけれど、直線で100メートルが
走れること、100×4のリレーの練習が思う存分できることが
とにかくうれしくて一生懸命織田フィールドに行きました。
そしてその頃、ちょうど国立競技場で陸上大会が開催されて、
その当時”時の人”だったカール・ルイスが来日。
陸上部のみんなでカールルイスの走りを国立競技場に見に行きました。
目の前で100Mを走りぬけていった芸術的ともいえる美しいフォーム。
レースの後、競技場をゆっくり走りながら、わたしたちと
握手してくれたあの感激。
そして夢がかなってリレーメンバーと国立競技場へ。
都大会出場が現実になりました。
すっかり忘れかけていたことが、中学生のがんばっている姿を
見てるうちに、走馬灯のように頭をよぎりました。
そんな陸上競技場での渋谷区立中学校陸上競技大会。
きっと参加した中学生の胸の中にも将来、走馬灯のように
よぎるステキな思い出がたくさん作れたのではないでしょうか。