視察3日目 八代市

3日目は九州新幹線「つばめ」で移動をし、熊本県八代市に行きました。

八代市は旧城下町の面影の残っている美しい町です。
八代城の前に位置する八代市役所にてお話を伺い、
そして「八代市博物館未来の森ミュージアム」を視察しました。

今回「八代市伝統文化こども教室」について勉強しました。
財団法人伝統文化活性化国民協会主管で実施されている事業です。

八代市では学校を通して生徒の募集をし、日本舞踊、和装・礼装、
民族芸能、茶道、華道等の教室の伝統文化の継承をおこなっています。
発表会も開催され、市の大きな行事となっているようです。

課題はあるようですが、内容の濃い教室これらの教室に
幼稚園から高校生までが気軽に参加できる環境はうらやましい
限りでした。

日本伝統文化は礼儀作法も身につき、日本の美学も学べ、
非常に大切ですね。
私も今さらながら「私も何かやっていたかったな」、とつくづく
思います。

先日、上原中学校の60周年式典に出席した際に、「上原囃子」が披露され、それは素晴らしかったです。
演奏した人たちはまだ上原中学校出身の若者たち。
ピンと伸びた背筋やお辞儀ひとつとっても美しかったですね。

「八代市博物館未来の森ミュージアム」は緑の中に建てられた
バリアフリーの美しい博物館でした。
年配の方々が大勢訪れていたのが印象的でした。

八代市は城下町ということもあり、貴重な品々が民家から
出てくることもあるそうです。

丁度隠れキリシタン大名の「小西行長」展が開催中でした。
隠れキリシタンということで、資料はあまり残っていないとの
ことでしたが、「キリシタン」関連の資料が展示されており、
興味深い特別展でした。

実は八代が舞台のイタリアオペラ「アグネス」があるそうです。
400年前の八代を舞台に隠れキリシタンの妻「アグネス 竹田」の
台本だそうです。
「蝶々婦人」以外にも日本を舞台にしたイタリアオペラが
あったなんて感激しました!
時間ができたらどんなストーリーか調べてみます。

この週末は出演者を一般募集した「アグネス 竹田」のオペラが
八代市で上演されたようです。
八代市の人たちは感慨深かったでしょうね。

視察に行って、思わぬ発見があって本当に幸運でした。

駆け足で過ぎた文教委員会の行政視察でした。
新鮮で参考になることがたくさんありました。
どこもみなさん工夫をなさってがんばっていました。

暖かく受け入れてくださり、お時間をとって説明等してくださった
みなさんに心から感謝いたします。
どうもありがとうございました。