街を歩いていて気付いたことがあります。
それはほんの小さなプランターでもいい、きれいに手入れをされた植物やお花のあるところは空気も人も違うということ。きっと世の中に植物やお花がもっと増えたら穏やかな平和な空気が広がるんじゃない?
だったらまずは植えてみよう!ということで冬のある日、実行してみました。場所はいつも気になっていた植え込み。駅の階段から続くその植え込みは、植え込みと呼ぶには程遠く、いつもゴミが捨てられ、なぜか空のペットボトルがさしてあり、その前を通るだけでちょっと気分が滅入りました。日照時間はわずか10分のため、何も育たないと信じられていました。
友人たちとお花屋さんの協力で、それは実行されました。
その場所で何を植えたら育つのか、どんなデザインの植え込みにするのか、いつ頃がいいのか、ということをお花屋さんと何度も相談しました。
当日、鍬を持って土を耕し、手でひとつひとつの苗を植えていきました。
土をさわるのは何年ぶり?こんなに気持ちよかったっけ?
太陽の照らない不毛の土地からミミズがでてきました。いつもだったらミミズは苦手なのに、そんなところからでてきたミミズに生命の力を感じ、愛おしくも感じました。
ひたすら植え続け、最後に石を敷いてお化粧した約2時間半後、その植え込みは生まれ変わりました。
道行く人たちがニコニコ笑顔で声をかけてくださる。
植物とお花と一緒にそこに天使が降りてきたような、そんな瞬間でした。
「ここで一生懸命育ってね」、というモノを育む気持ちが私たちのなかで生まれました。
しばらくたった今も、みなさんのお陰で順調に育っています。
もちろんゴミやタバコの吸殻が捨てられなくなったそうです。
みなさんの愛情をたくさん受けているその植え込みに、ポイ捨てなんてできないのでしょうね。
うーん、緑の威力ってすごい!Viva Green!!!
ご協力くださったみなさん、どうもありがとうございます。
またどこか変身させましょう!
(この記事は以前の「ダイアリー」から移植したものです)