去る5月13日、五輪・パラリンピック対策特別委員会で国立競技場を視察に行って参りました。
今月5月末でクローズしてしまう国立競技場ですが、本当に素晴らしい
競技場だなぁ、と再確認。みなさまにお伝えしますね。
正面入口には1964年の東京オリンピックの時の各種目の優勝者の名前が
刻まれています。
柔道はたくさんの日本人選手の名前がありました。
もちろんアベベ選手の名前もありますよ。
こちらは今回初めて入った選手のロッカールーム。
とてもシンプルなロッカールーム。
ここで多くの選手たちが着替えてピッチに出て行ったのですね。
マッサージ用のベッドもありました。
こちらはVIPルーム。
陸上のスターティングブロックを発見。
学生時代、陸上部で短距離選手だった私にはとっても懐かしい…。
メインスタジオ側の座席の上にモザイクの壁画があったのをご存知でしたか?
こちらはお相撲の神さまと呼ばれている「野見宿禰(のみのすくね)」。
こちらはギリシャ神話の勝利の女神「ニケ」、ローマ字では「Nike」
(某スポーツメーカーを思い出すね…)。
そして観客席の椅子にも注目。
こちらは向かって正面、メインスタンド。
S席になりますかしら…。しっかり背もたれが付いています。
こちらはA席でしょうか。
かわいらしい背もたれが着いています。
こちらはバックスタンド側。
このシンプルな椅子から一体どれだけの声援がおくられたことでしょう…。
そしてこの日は聖火台も見せていただきました。
スタンドの一番上をてくてくと歩いて行きました。
シンプルなフォルムの美しい聖火台です。
高さ2.1m、重さは2.6t。
これだけの重さのものをここまで運び設置するのも大変だったことでしょう…。
今でもピカピカの聖火台。
製作者のご遺族たちによって大切に磨かれているそうです。
美しい聖火を灯し続けた聖火台です。
私は前回の東京オリンピックは生まれていませんでしたが、
国立競技場のすぐ近くで生まれ、幼少を過ごしました。
陸上部だった頃は「目指せ国立競技場!」で初めて都大会で
国立競技場を走った時の興奮と緊張。
世界陸上開催時にはカールルイスの走りを観に行ったのも国立競技場、
1月1日の天皇杯全日本サッカー選手権、夏の神宮の花火大会、
ここ最近では渋谷区の小中学校の連合陸上競技会の応援、
そして自身でも何回かエントリーして仲間と走った
「フライデーナイトリレーマラソン」。
そんな思い出がギュッと詰まった国立競技場、関係者のみなさまの
様々な思いやストーリーがありました。
この歴史ある国立競技場がなくなってしまうのは寂しいですが、
2020東京オリンピック・パラリンピック開催にはやはり設備面も大きさも
更に充実させる必要も感じました。
そんな国立競技場に感謝の気持ちと心からの「おつかれさま」を伝えました。