卒業式シーズンですね。
先週、渋谷区内の幼稚園は修了式がありました。
私は広尾幼稚園の修了式に行ってきました。
幼稚園の修了式にハンカチはマストアイテムです。
なぜって卒園生が入場したところで、もう大人は
泣けてしまうんです。
修了証書授与、園児たちのお歌を聞いているときも
目から水がずっと流れてしまうんです。
さて、広尾幼稚園の16名のそら組さんのみなさんは、
「はい!」と元気にお返事をして
修了証書をもらっていました。
そして修了証書を手にして、クルッと後ろを向いて
お母さんやお父さんに向かって自分の夢を言います。
「ぼくは大きくなったらサッカー選手になりたいです!」
「わたしは大きくなったら絵かきになりたいです!」
「わたしは大きくなったらアイドルになりたいです!」
「僕は大きくなったら宇宙飛行士になりたいです!」
などなど。
園児たちの夢を聞きながら、ふと自分のことを考えました。
私はたしか幼稚園の頃、その当時の担任の先生が大好きで
幼稚園の先生になりたかったのを覚えています。
ほんの一瞬ですがバイオリンニストという夢があった頃もあります。
結局、子どものころの夢はそのまま実現していませんが、
今はこうして文教委員会で子どもたちのために役に立とうというしごと、
職業ではないけれどボランティアでバイオリンをみなさんにきいていただく機会もあり、
大人になった今も、幼かったころの夢が形を変えて生きているんだなぁ。ありがたいなぁ。
と思いました。
こんな素敵な夢を持っているそら組さんの園児たち。
ぜひ夢をどういう形でもいいから実現して欲しいものです。
アメリカで心理学の勉強をしていたころ、その当時、大好きだった
コックス教授はいいました。
「大人は子どもの夢を育ててあげなさい。
もしわが子に宇宙飛行士になりたいという夢があったら、
そのために
『勉強をもっとがんばろうね、
体力もあったほうがいいからスポーツもがんばろうね、
目もいいほうがいいかもしれないから、テレビを見過ぎないように
外で元気にあそぼうね。
きれいな星を見に行こうね。』
というふうに子どもと一緒に、夢に向かってポジティブに
いろんな可能性を引き出してあげなさい。」
と仰っていたのを今でも覚えています。
修了式で元気に夢を教えてくれたみんなが
周りの大人のサポートで上手に育まれて、
夢に向かってさまざまなことにがんばれて、
どんな形であってもその夢が実現されることを願わずにいられません。
夢にむかって
がんばれ、卒園生!
そして子どもたちの夢を少しでも形に…、
がんばりましょう、大人たち!!