いつもありがとうございます、岡田マリです。
「医師が認知症予防のためにやっていること」を読んで「50代から始まる認知症予防について」シリーズ、6回目です。
今日は60代半ばになって意識して食べると良いものについてです。
60代半ば以降はタンパク質をたっぷり摂ることだそうです。
肉、さかな、牛乳など乳製品、卵、納豆などの豆類にたんぱく質は多く含まれており、様々な食品から摂ることが大切だそうです
たんぱく質が不足すると筋肉の量が減り筋力が衰え、「サルコペニア」という状態になるそうです。
サルコペニアとはギリシャ語の筋肉を表す「サルコ」と喪失を表す「ぺニア」を組み合わせた言葉で、筋肉量が減少し、筋力や身体機能が低下している状態です。
サルコペニアの原因は加齢活動量の低下、様々な疾患、栄養不足と言われています。足の筋肉だけではなく飲み込みに必要な筋肉も低下する可能性があります。やせ型の人だけではなく肥満の人も筋肉が少ない人は注意が必要だそうです。
以前介護トークでご家族がサルコペニアでベッドから起きあがってなかなか行動ができない、とお困りの方がいらっしゃいました。
粗食を好んでいらしたとのことですが、栄養が足りなくなり、生活の質が低下してしまっていたようです。
たんぱく質もしっかり食べて動いて体力低下を予防しましょう。
サルコペニアチェック、下記が全て当てはまる人は要注意だそうです。
- 体格指数 BMI が18.5未満
- 横断歩道を青信号で渡りきれないことがある
- ペットボトルや瓶の蓋が開けにくい
サルコペニアの状態で対策をとらないとやがてフレイル(身体的機能や認知機能の低下)状態となり、足腰が弱くなって転倒しやすくなります。
歳をとったらさっぱりしたものを好むかもしれませんが、お肉もしっかり食べたほうがよいとも言われています。
なるべく多様な食品をとっている人のほうが認知症になりにくい、という論文もあるそうです。
たんぱく質のほか、昨日のブログでもご紹介した
- 大豆・大豆製品(豆料理、納豆 、豆腐など)
- 牛乳及び乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズなど)
- 緑黄色野菜、淡色野菜(かぼちゃ、人参、小松菜、白菜、レタス、玉ねぎなど)
- 海藻類(わかめ、昆布、めかぶ、もずくなど
などをバランスよく食べて予防をしていきましょう。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回の「50代から始まる認知症防について」はエクササイズについて予定しています。