いつも有難うございます、岡田マリです。
第2回定例会で2年ぶりに質問に立ちました。
この2年間は副議長という役職のため質問に立てませんでした。
今期は会派「シブヤを笑顔にする会」の幹事長となりましたのでお見知りおきください。
その本会議の質問の中で待機児童数についての質問で今年度ゼロを達成したと
答弁、そしてその後の文教委員会にて報告がありました。
今年度は新たに5園の保育施設がオープンし391名の定員拡大が図られました。
その結果2021年4月1日現在、渋谷区の待機児童が解消しました!
2008年から子育てトークで待機児童対策について取組んできました。
待機児童対策、保育園入園申請について、これまでみなさまにご意見やご要望をいただきながら進んできました。
また子育てトークでは保育園入園申請について多くのご意見やご要望をいただき
多くの点が改善されました。
一部をご紹介します。
〇多様な保育
・保育室の継続通園:認可園に入れなかった待機児童対象の施設だったためその年度のみ通園でき、継続的に通えませんでした。
・期間限定保育(新設園の園児数の少ない。4,5歳児の空き教室と保育士を待機児童の多い0,1歳児の受け入れ)
・定期利用保育:フルタイム以外の就労形態の方も保育が利用できるようになりました
・既存の建物を利用し保育園の開設:旧代々木小学校の校舎を利用し認可園を開設
・認可外保育の保育料助成:待機児童になったお子さんが認可外保育施設に通った際の保育料の一部助成
〇保育の質の向上
・園内の立入調査の実施
・保育所等訪問支援:園内における療育利用
・病児病後児保育:シッター型病児保育の保育料助成の開始、利用時間・料金のの拡充
〇保育園入園申請
・各認可園のボーダー指数と倍率の公表
・2次募集の開始
・申請時における利用調整の優先順位の明確化
・休日の入園申請の導入
・可否発表の前倒し
などなど。
これらに行きつくまでにお子さんが保育園に入れず仕事を辞めざるを得なかったお母さま、渋谷区で待機児童となったために他区へ転居されたご家族、保育料の助成が無かった頃に認可外に預けてお給料の多くを費やしたご家族など多くのご苦労がありました。
2016年の待機児童数315名をピークに、この間37の認可園を整備し、3,000人以上の定員拡大をはかってきました。
現在は72の認可園(小規模保育施設、区立幼保一元化施設含む)が区内にあります。
本会議の質問の中では今後は各保育園の質のボトムアップに取り組んでいくという区長の回答がありました。
また今年度からは休日保育制度がこれまでの1か所から3か所に拡大しました(ベネッセ美竹の丘保育園、茶々だいかんやま保育園、未来のカプセル原宿保育園)。
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kodomo/hoiku/hori.html
今後は入園申請についてもネット申請などさらなる改善がされることと思います。
渋谷区で区内在住のお子さんが認証保育所や私立の保育室に通った場合、認可園に通ったときと同じ保育料で通園できます。
認証保育所や私立の保育室は認可外保育施設という位置づけですが、これまで多くのお子さんがこれらの保育施設を最初に利用して認可園へと転園しました。
こうした保育施設は小規模だからこその良さもあったり、駅から近い立地など
最初のステップとしてはよかったとのお声もたくさんいただいています。
渋谷区は多様な保育施設の選択肢があるということも特徴と言えるでしょう。
子育てトークでは「保活」なんて言葉は無くなって、申請すれば当たり前に保育園に入れる、そんな日がくるようにと言い続けてきました。
みんなの力で達成した待機児童の解消、今後はさらなる保育の質の充実に向けて動いてまいります。
あらためてみなさまに心から感謝を申し上げます。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。