令和4年度の新一年生から小学校学校選択希望制が廃止となります

いつも有難うございます、岡田マリです。

平成16年度から始まった小学校の学校選択希望制。
この度「令和4年度から小学校における学校選択希望制の見直し(廃止)を実施」のお知らせが渋谷区のHPで発表されました。

このブログを読んでいる方の中にはがっかりされる親御さんもいらっしゃるかもしれません。

現行では渋谷区は「選択希望制」ですが、「指定校」地域内にお住いのお子さんが優先であり、ここ数年は指定校学区のお子さんでいっぱいとなることが多く、抽選校も増え、最終的に希望した学校に行けるのが以前より厳しくなってきたと感じています。

参考:令和3年度小・中学校新1年生の希望校抽選結果
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kodomo/page_em_00063.html

また、学校希望選択で入学した学校は自宅から距離があるため、小学生にとって災害時や、このコロナ禍の通学時が心配という声もありました。
小学生の通学のことを考えると近くの学校に行くのが安全で安心という声も多いようです。

また今回の件には安全確保以外にも、小学校をもっと地域に根ざしたコミュニティスクールとして再定義し、地域と協力しあって地域に開かれた学校として学校活動から地域を変えていくという方針でもあるようです。

ただ、指定校以外の学校に変更できる主な基準も示されていますので
ご確認くださいね。以下、区のHPより。

— 小学校の「指定校変更制度」の承認基準について—
原則として、通学区域の指定校に入学となり、学校選択はできません。
ただし、調整区域や兄弟関係などの一定基準を満たす場合は、
申請により指定校の変更ができます。

【指定校以外の学校に変更できる主な基準】
1 調整区域
調整区域(通学の距離などを考慮し指定校が変更できる教育委員会が定めた区域)に該当する場合。
2 通学事情
指定校への通学距離と希望校への通学距離に2倍以上の差があり、指定校への通学に支障があると認められる場合。
3 兄弟関係
入学後も、兄・姉が変更希望校に在学している場合。
4 教育上の配慮
指定校への入学が困難な事情があり、指定校以外の学校への入学が教育上の観点から適当であると認められる場合。

※中学校の学校選択希望制は継続されます。

教育委員会では「渋谷区立学校の在り方検討委員会」を設置、審議を重ね、また保護者向けアンケートを実施するなどし、今回の決定となりました。
詳細は渋谷区HPをご確認くださいね。https://www.city.shibuya.tokyo.jp/assets/kodomo/000055754.pdf
http://www.city.shibuya.tokyo.jp/kodomo/kyouiku_iinkai/gakkou/tugaku24_00001.html?=news

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。