いつも有難うございます、岡田マリです。
今日は一日雨が強く降りました。
みなさま、大丈夫でしたか?
19冊目の岡田マリ的渋谷区ガイド
「健康を守るために伝えたいこと・後悔しない介護生活のために」編
を作成しました。
17冊目の渋谷区ガイド「親子に役立つ介護のお話し」を作成してから
介護トークを開催、また介護についてのご相談も多くなりました。
今回はどうすれば介護サービスが受けられるのか、高齢者の施設は
どのようなものがあるか、施設にはすぐに入れるのか、など
介護がはじまるとみなさんが知りたいことを中心にまとめています。
その中で「介護はどんな時にはじまるの?」
という項目があります。
ガイドの中ではページ数や文字数に限りがあるので今回もう少し詳しく
動画でお話させていただきました。https://okadamari.com/news/detail/89
介護は十人十色。
ご家族と一緒に住んでいられるか、お一人でお住いか、
ご本人がどのような人生を歩んでこられたか、経済状況はどうなのか。
また在宅で介護をする場合はどのような介護サービスをうけるか、
施設入所をご希望の方はどのような施設がよいのか、など
その方によって選択肢も様々です。
子育てではお子さまの成長のステージに合わせて事前に調べたり
保育園や学校などで様子がわかり準備ができると思います。
しかし、介護についてはある日突然ということが多いと思います。
私はこれまでみなさんからご相談をいただいたり、お話を聞いて感じるには
介護はご家族に何か変化があらわれ、その変化に対して
ご家族や周りの人ががんばりはじめた時から始まると思っています。
下記は友人のご両親のケースです。
許可をとって書かせていただいています。
ある時からお母様に変化があらわれました。
例えば
・鍵をなくしてしまう
・冷蔵庫に同じような食品がたくさんある
・約束を忘れてしまう
・電子レンジの使い方がわからなくなっているようだ
など。
平日はお父様が一人で、週末は友人も実家に帰って対応をしていましたが、
ご家族もどうしてよいかわからなくなり、地域包括支援センターに相談に行きました。
やっと認知症検査をうけたところ、お母さまはアルツハイマー型認知症と
診断されました。
その後、介護申請をし、認定を受け、介護サービスを利用し介護が始まりました。
ご家族だけで向かっていたときに比べて様々な支援を利用することにより
介護者への負担も軽減され、ケアマネジャーやヘルパーなど相談したり
頼れる人ができたというのは心の負担の軽減にもつながったそうです。
こちらは別のケースです。
ご主人が脳梗塞で緊急入院しました。
リハビリ病院を経て、退院後に自宅で介護ができるのか、
早い段階で地域包括支援センターで相談をしました。
介護認定結果が出てからはご主人を在宅介護するにあたり
ご自宅に手すりの設置、お風呂とトイレの改修、段差を解消をしました。
また自宅に戻ってきてからはデイサービスを利用するなどして
介護サービスを利用されているそうです。
ご主人が倒れて入院をされた後に病院のケースワーカーや
地域包括支援センターに相談し、準備をされていました。
お二人とも要介護認定され、介護サービスを利用することができました。
介護申請をしても要支援・要介護に認定されないケースもありますが、
自立でも利用できるサポートもありますし、何よりも地域包括支援センターに
つながっていると、安心です。
我が家もそうですが、介護を経験されたみなさんが介護が始まってからおっしゃるのは
「もう少し早く気づいていればよかった」
ということです。
もう少し早く気づいて検査をしていれば、地域包括支援センターに
つないでいれば、介護認定を受けていれば、と後悔される方が多いのが
事実です。
ちょっと気になることがあっても
「家族で対応できるから大丈夫」
ご家族だけで抱え込まないでしてください。
渋谷区ではhttps://www.city.shibuya.tokyo.jp/shisetsu/koreisha/kgsien.html地域包括支援センターが区内11カ所あります。
地域包括支援センターパールは4月1日より
「恵比寿西二丁目地域包括支援センター」
恵比寿西2-13-5 に移転します
またご家族の認知症についてご相談されたいときは
認知症専門病院「地域連携型認知症疾患医療センター」http://www.twmu.ac.jp/IOG/info20160901_1.html
もあります。
ご家族のがんばりが大きくなり過ぎる前に、
まず上記の地域包括支援センター等にご相談に行くことをおすすめします。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。