みなさま、お元気ですか?
自粛が段階的に解除され、今後は久しぶりに親御さんに会いに行かれるという方もいらっしゃるかと思います。
自粛期間に新たに始めたことの一つにオンラインによる「介護トーク」です。
テーマは「今から親の介護に備える」。
これまで2回開催をし、おかげさまで毎回キャンセル待ちの方がいらっしゃるほど多くのみなさまにご参加いただきました。
「介護」は経験された方はわかると思いますが、申請をすれば色々な支援を受けることができますが、申請しなかったらいつまでたっても受けることはできません。
つまり情報がとても大切なんです。
「保活」を経験された方、覚えていますよね。
申請書や保育園情報は待っていても自動的に送られてくるものではなく、ご自身で動かなければ何も進まないという仕組み。
介護も同様にご自身やご家族が相談に行ったり、申請をしないとサポートがあることすらも気づかず、ご家族が介護を抱え込んで苦労をすることになります。
今は元気だけど近い将来の両親の介護を不安に感じる方、
今から何に気を付けておけばよいか、いざという時どこに相談に行けばよいか、など「介護への備え」をテーマにお話ししました。
私自身は3年前、突然母が他界。
あまりに突然で、死後の手続きがとても大変でした。
その後は父の施設のことで色々と学びました。
親にたいして「うちの親はきっと大丈夫!」と思い込んでいて、いつの間にか歳を取っていたことに気づかなかったり、離れて暮らしているとたまに会う親は元気なところを見せようとして、変化に気づきにくいことがあります。
でも変化に早めに気づき、予防や介護に早めに取り組むことで、親も介護をする子どもも周囲の人たちも介護の負担を軽減できるのでは、と感じました。
これらの経験から、また関連の本を読み、ケアマネジャーさんや在宅医の先生たちにヒアリングし、
「岡田マリ的渋谷区ガイド 親子に役立つ介護のお話」
という小冊子を作成。
下記URLにpdfファイルで公開しています。
Vol.17 が「岡田マリ的渋谷区ガイド 親子に役立つ介護のお話」なので、少し下にスクロールすると見つかります。
https://guide.okadamari.com/
その中で
「今から親のことで知っておきたい・確認しておきたいチェックリスト 」
を独自に作成しました。
1.親の日常について知っておこう!
□買い物はどこに行っている?
□普段何を食べている?
□古いお薬がたまっていませんか?
□どこの病院でどの先生にかかっている?
□かかりつけ医は誰?
□地域包括支援センターを利用している?
□地域包括支援センターに行っていたら、ケアマネは誰か確認をする
□要介護1~5の認定を受けている人はどこの居宅介護支援事業所を利用しているか、ケアマネの確認も
□親がマンションに住んでいる場合は管理人さんに様子を聞く、連絡先を教えておく
□家に帰った時にお鍋やヤカンの底をチェック
□最近、怒りっぽくなってませんか? 家族に暴言を吐くことありませんか?
□近所付き合いやお友だちはいる?
2 今から親のことで知っておきたい・確認しておきたいチェックリスト
(結婚して親と苗字が違う場合は銀行での手続きがより大変になります。
元気なうちにしっかり確認、対策を!)
□預金通帳と届出印の確認
□定期預金の解約
□キャッシュカードと暗証番号の確認
□実印の場所の確認
□保険証券の確認
□有価証券、不動産の権利書や契約書など
□貸金庫の有無、鍵、カードなどの確認
このリストは現在地域包括支援センター等で新人の職員さんが参考にしてくださっているということで、うれしいです。
これまでは試験的に開催していたのですが、少しオンラインでのイベントが慣れてきたので、今回はこのブログでも次のイベントのお知らせをいたします。
日時:6月6日(土)20:00 – 21:30
場所:オンライン zoom 「岡田マリの部屋 今から親の介護に備える」
上記リストのご説明しながら今後経験するかもしれない親の介護についてみなさんとお話しをします。
対象:・ご両親が渋谷区にお住いの方
・親は離れて暮らしているけれど渋谷区にお住いの方
お申込み先:ご意見・お問合せからお申込みください。 https://okadamari.com/contact/
記載事項
・お名前 ・メールアドレス(返信させていただきます) ・お住いの地域
・お電話番号(万が一返信メールが届かないこともあるかもしれないため)
・「6月6日(土)今から親の介護に備えるに参加希望」
をご記入いただき送信ください。
折り返しzoomログインURL等詳細をメールでお送りいたします。
(申し訳ありませんが先着10名とさせていただきます)
今は元気だけどご両親の介護に不安に感じる方、また実際に介護をしている方、実際に介護の現場でお仕事をされている方、などぜひお気軽にご参加ください。
みなさんのご経験をシェアさせていただけるとうれしいです。
ぜひ気軽にご参加ください。