3月10日、恵比寿4丁目の「景丘の家」開設式式典に出席しました。
「景丘の家」は故・郡司ひさゑさんの遺志により、1998年に寄贈いただいた邸宅でした。
これまで地域の福祉活動などに活用されてきましたが、“子どもたちのために遺産を活用してほしい”という郡司さんの遺志を
継承してこの度建替えられました。
そんな郡司さんの御遺志を継いで完成した「景丘の家」。
ちなみに「景丘」はこの地のかつての地名、「景丘町」から命名されたそうです。
地域の方で郡司ひさゑさんのことを覚えてられる方がいらっしゃいます。
それはそれはやさしい方だったそうです。
渋谷区社会福祉協議会のホームページによると
郡司ひさゑさんの遺言書には、「恵まれない子どもたち或いは進学を希望しても自分の勉強する場所もない子どもたちのためにビルを建ててもらいたい。」と書かれており、個人の預金を建築資金として役立ててほしいと述べられたそうです。
調べていると児童養護施設などから大学や専門学校へ進学する高校生の学費を給付する「読売光と愛・郡司ひさゑ奨学基金」という基金があるようです。
20年以上経ってもなお故郡司さんのご遺志を子どもたちが自分の夢に向かってどれだけ希望となっているか、後押しとなるか、今もなお子どもたちに大きな支援をしてくださっています。
さて、「景丘の家」をご紹介します。
建物は地下2階、地上2階の5層となりました。
急な坂を上った入口は1Fになります。
1Fは土間や囲炉裏のあるサロン。
2Fは充実のキッチンと広々空間のこどもテーブルスペース。
廊下にはずーっと見てても飽きない「からくりおもちゃ」。
3Fは素敵な玩具な絵本のある「おやこフロア」
こちらはベビーカー置き場です。
B1は小学生から高校生までのこどもたちの居場所、遊び場。
卓球台やビリヤード台で遊べます。
この日はイベントに向けて準備真っ只中でした。
B2はスタジオ、ドラムセットやギター、アンプなどもあります。
親子や地域のみなさんが食を通して交流できる、小さなお子さんを子育て中の親御さんがホッとできるそしてこどもたちが気軽に立ち寄れる居場所になりますように。
講座もはじまります。
詳細はこちらから。