福祉保健委員会の視察、2カ所目は金沢市で「ネウボラ」についてお話を伺い、とても勉強になりました。
金沢版ネウボラはまさに妊娠から出産・育児までの切れ目のない支援を実施していました。
保健師さんが継続してお母さまを支援し、またかなざわ育みネットワークでは「保健」(保健師さん)、「福祉」(保育所や児童館の子育て支援チーフコーディネーター)、医療(産科や小児科など医療機関助産師)、そして「地域」(民生児童委員や町会地域ボランティア、NPO)という4つの柱の関係者のみなさんが年に3回ネットワーク会議を開催し、事例を共有するなどして情報交換をしているそうです。
そのネットワーク会議には150名の方が参加されるそうです。
また産後2カ月までの継続して寄り添える支援が不十分として、妊娠中から3カ月までのお子さんとお母さまが気軽に立ち寄ることができるベビースペース「hug」の開設や母子健康手帳アプリや妊婦のための禁煙外来地治療費助成制度、デイサービス型産後ケア事業の実施を新規事業として始めたそうです。
たしかに赤ちゃんが首がすわる数ヶ月、気軽に外に出かけにくく、それまで仕事で活躍していたお母さまが突然社会との接点が無くなってしまったように感じる中で、慣れない子育てが始まり、不安に感じてしまうという方は多いですので、こうしたベビースペースやデイサービス型の産後ケア事業はありがたい事業ですね。
また金沢市は写真のようなわかりやすい子育てお役立ちブックを作成していました。
母子健康手帳をもらうときに受け取る子育てお役立ちBOOK[安心出産編]とお子さんが生まれて家庭訪問の時に受け取る子育てお役立ちBOOK[すくすく子育て編]です。
大きな市の地図もついており、どこに子育て関係の施設があるかも一目瞭然!
子育て関係の民間の取組みも紹介されており、まさに子育てお役立ちブックです。
ネウボラは渋谷区でも実施予定の大きな事業です。
金沢市で伺ったお話は今後渋谷区でもぜひ参考させていただき、取入れていきたいですね!
金沢市の職員のみなさま、ありがとうございました。