震災から11日が過ぎようとしています。
亡くなられた方々へのご冥福をお祈りするとともに
被災者のみなさまへお見舞いを申し上げます。
被災地の一日も早い復興を祈るばかりです。
渋谷区では被災地、被災者の方への支援が決定されております。
又、区内の区施設は節電などに伴い、開館時間の変更や
休業のところもありますのでご注意ください。
これらの情報は渋谷区役所のホームページトップを
ご確認いただき、ご協力のほどお願いいたします。
さて、卒業式のシーズンですね。
先週は幼稚園の終了式と中学校の卒業式に行ってきました。
17日は広尾幼稚園の終了式に行ってきました。
修了証書授与の際、そら組みさんの園児一人ひとりが
「ぼくが・わたしが大きくなったら…」
と自分の夢を発表してくれます。
今年は
「ぼくは大きくなったらヘリコプターの操縦士になたいです」
「スキーのハーフパイプの選手になりたいです」
「博士になりたいです」
「わたしは大きくなったらアイドルになりたいです」
「宇宙飛行士になりたいです」
「ぼくは大きくなったらお笑い芸人になりたいです」
「私は広尾幼稚園の先生になりたいです」
おうちがお店屋さんをやっている子は
「ぼくは大きくなったらレジ係になりたいです」
他にも
「画家になりたいです」
「パティシェになりたいです」
「水泳の選手になりたいです」
「サッカーの選手になりたいです」
などなど、みんな目をキラキラさせて大きな声で
発表してくれました。
4歳児のはな組さんの園児たちも昨年4月の入園式から
すっかりお兄さん、お姉さんになって
”おくることば”や”おうた”をしっかりと
歌っている成長振りに驚かされました。
震災の後、テレビで見る被災地の状況、そして
日々入ってくる原発のニュースなどを見ていると
「しっかりしなければ」と思いながらも気持ちが
揺らいでいることもあります。
しかし、こうして元気に将来を語る子どもたちの姿を見て、
しっかりと成長をしている園児たちを見ると、
この子たちが夢を叶えられるように、できることを
がんばっていこう、と改めて気付かされました。
そして18日は広尾中学校の卒業式に行ってきました。
まず最初に生徒たちの丁寧なお辞儀の仕方におどろかされました。
全員でお辞儀をするときからはじまり、
卒業証書授与の際の一人ひとりのお辞儀の美しいこと。
式のなかでは生徒たちも今回の震災についても触れました。
11日の震災発生時、広尾中学校では体育館で”送る会”の
最中だったそうです。
地震発生後、恐がる1,2年生のために、3年生を舞台にあがって
EXILEの「道」を歌って、1,2年生を安心させたそうです。
機転を利かせ、みんなを元気付けた卒業生。
彼らの絆の強さは卒業式を通して伝わってきました。
「地球人として助け合うことが必要」
「私たちは人を支えていて、そして人に支えられています」
こうした言葉が生徒の送る言葉や門出の言葉の中で
出てきました。
会場にいたみなさんが様々な思いを抱いたことでしょう。
涙していた卒業生、1,2年生たちの未来のためにもがんばらなければ、
と、ここでも生徒たちに活を入れてもらいました。
心から卒業おめでとうございます。