最近、私の周りでは「上海万博に行ってきました」
という人が何人かいます。
そんなみなさんの感想を聞きながら、中国がちょっと
身近に感じる今日この頃。
そして、昨日、本日から開催される松濤美術館の
「中国の扇面画」の式典に
行って参りました。
実は私は中国美術にあまり触れたことのありませんでしたが
とにかくすばらしかったです!!!
明、清の時代から現代美術までが「扇」に描かれた
作品が展示されていました。
「扇」は大きくわけて「うちわ」と「おうぎ」の2つがあり、
中国では「うちわ」を「団扇」、「おうぎ」を「折扇」「摺扇」「撤扇」などと
よばれているそうです。
長い中国の歴史の中で「扇」は暑さをやわらげる実用以外に
書画や種々の材質による工芸技術と結びつき、独特の藝術性を
京成したそうです。
サイズは15.5×46.0cm, 27.6×28.8cm、30.0×69.0など
決して大きくはありませんが、その一枚の「扇」のなかに
中国の美しい風景、人物、動物、生活などが
描かれていて、どれも釘付けです。
中には今にも生き生きと動き出しそうなもの、
美しい色使いのもの、300年以上前のものは
まさにその時代の様子が伝わってきます。
現代のモダンなものも注目です!
全100点はひとつひとつ見ているとあっという間に時間が
過ぎていきます。
2階では「橋本コレクションの中国絵画」展が
開催されています。
こちらも必見です。
本日6月8日(火)から6月27日(日)まで
中国美術館所蔵「中国の扇面画」が開催中です。
ぜひ松濤美術館にお足をお運びください。