第85子育てトーク@幡ヶ谷「発達障がいとHSPについて - 当事者だからわかる発達凸凹の生きづらさ、家族の向き合い方」開催しました!

2024年08月31日

充実した子育てトークとなりました。
今回は「親ケア」に気づかされました!  
 
 
テーマは「発達障がいとHSP」でした。
当事者でありカウンセラーであるゲストから、発達凸凹の生きづらさや家族の向き合い方について、参加者と共に話し合いました。
 
場所は幡ヶ谷の「Sea Walk cafe&studio」。
コーヒーとスイーツがおいしいカフェのスタジオで、コーヒーを飲みながらカフェスタイルで進行しました。
 
昨年、不登校をテーマに子育てトークを開催しました。
みなさんの悩みやお困りごとを共有していただき、その後、本会議や文教委員会で提案や質問を重ね、この一年で渋谷区の不登校対策は大きく進みました。
 
一方で、その時の子育てトークで、不登校や登校渋りで悩んでいるお母さまからお話を伺ったところ、お子さんが発達障がいやHSPなど発達の凸凹から、学校に行かれなくなったという声を多く聞きました。
渋谷区の配慮や施策ををさらに充実させるためのヒントになると思い「発達障がいとHSP」をテーマに選びました。
 
お話してくださったのは、発達障がい・HSPカウンセラーの水沢ありささん。
ご自身が愛着障害・発達障がい・HSPの当事者であり、これまで8,000件以上の臨床経験を持っています。
自身の経験を基にした独自の心理療法で、子どものサポートだけでなく、親御さんのメンタルケアも重視したカウンセリングを行っています。
 
参加者のお母様たちは、長年お子さんの発達凸凹と不登校で悩んできました。
講師の水沢さんも、まさに子どもの頃から悩み続けましたが、今ではその特性を生かしてカウンセラーとして活躍しています。
 
今回の子育てトークでは、参加者のみなさんから事前にお困りごとを伺っていたため、みなさんの悩みに応えつつ、HSPや自閉症スペクトラムなど、お子さんの特性にどのように対応すればよいかについて話が広がりました。
 
少しご紹介しますと…、
HSPのお子さんについては、学校や教室で失敗しないよう、たとえば忘れ物をしないように一緒に準備するなどの配慮が大切です。
また、一人の時間もとても大切で、保護者の愛情表現はプレッシャーになり過ぎないように、さりげなく、こまめに行うのが良いそうです。
 
褒め方については、子どもが自信を持てるよう、具体的に褒めることが推奨されています。
HSPが強い子は何かに失敗したとき、次回に期待するような褒め方では気持ちに負荷がかかりすぎるため、「そうだったね、大丈夫よ!」とサラッと言うのがポイントだそうです。
 
さらに、お子さんが癇癪を起こした際のケアについても伺いました。
癇癪を起こして手が付けられなくなるときは、一人にさせてあげることが大切です。
時間にして15分から30分程度。つい5分くらいで見に行ってしまいがちかもしれませんが、しっかりタイマーで15分計ってみると良いそうです。
 
また、兄弟姉妹への対応についても悩んでいらっしゃる方が多く、どのように対応すると良いのか、丁寧にお話しくださいました。
 
印象的だったのは、参加者である親御さん自身へのケアです。
お子さんと同じ気質を持っている方もいるなかで、どうしてもお子さんのことばかりに集中してしまいがちですが、親自身もケアして整うことが大切です。
そこからお子さんに対して余裕が生まれるのだそうです。
 
今回の子育てトークは少人数での開催でしたので、カウンセリングを受けているようでした。
悩みに具体的に話をしてくださり、あっという間の2時間でした。
私もとても勉強になりました。
子育てトークの後は、みなさん晴れやかな表情で帰られました。
 
 
少しでも生きづらい状況から希望が見つかったのならうれしいです。
 
 
渋谷区へのご意見やご要望も伺い、とても貴重なご意見をいただきました。これらは今後、委員会等で提案して改善に努めてまいります。
 
子育てトークを16年間続けてきましたが、今回親へのケアの大切さを改めて実感しました。
子育てトーク(親ケアトーク)は、今後もシリーズで開催していきたいと思います。
 
参加者のみなさま、水沢さんありがとうございました!
 
コーヒーもおいしかったです!
 
 
[用語] HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン/Highly Sensitive Person)


講師の水沢ありささんと




第84回子育てトークのお知らせ



前回の子育てトークで「不登校対策」を取り上げてから渋谷区の「不登校支援」は大きく進みました!
次は学校現場などでの合理的配慮について、力をいれていきたい!と「発達障がい」と「HSP」のサポートを子育てトークで取り上げます。
 
[用語] HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン/Highly Sensitive Person)とは、視覚や聴覚などの感覚が敏感で、刺激を受けやすいという特性を生まれつき持っている人のことです。
 
ゲストに発達障がい・HSPカウンセラーの水沢ありささんをお招きします。
ご自身が愛着障害 / 発達障害 / HSPの当事者であり、これまで8,000件以上の臨床経験を持っています。
自身の経験を基にした独自の心理療法でこどものサポートだけでなく、親御さんのメンタルケアも重視したカウンセリングを行っています。
 
-発達障がいについて-
 
ありささんはディスレクシアでもありました。
読むことが苦手な読字障がいです。
「何かを読む」ことが、とにかく苦しかったそうです。
 
4歳の頃、はじめて文字を目にしたとき、文字がクルクルと回っていたそうです。
それから文字を読むことに拒否反応が出はじめ、小学校での音読の時間は、毎回胃が痛くなり保健室行きだったそうです。
 
その苦しさを説明したくても語彙が無く説明できず…。
 
そんなありささんがどのようにディスレクシアを克服したのか。
 
また、我が子だけでなく、親の理解が進まず悩んでいるという方もいます。
厳格なご両親の元に育ち、自分が親となり、子育てが始まったけど、祖父母の発達障がいの孫について理解がされず、親、舅姑への対応が悩みの種という方。
 
さらには、我が子だけでなく、実はパートナーも発達障がいの傾向があるのでは?
 
そんな親御さんの悩みに寄り添っています。
 
-HSC/HSPについて-
 
ありささん自身HSPで、子どもの頃から生きづらさを感じていました。
当時は具体的な支援が無く、苦労したそうです。
 
しかしHSPや発達障がいの人はその特性を生かす仕事に就くと生きづらさから脱することができます。
例えば、HSPは人の気持ちを察する能力が高いと言われており、ありささんはその特性を生かし、現在カウンセラーとして活躍中。
 
苦しんでいるお子さん、そして親御さんに寄り添い、日本全国、最近では海外からもカウンセリング依頼があります。
その方に寄り添い、全力で情報提供をする姿勢には下記のようなたくさんのコメントが寄せられています。
 
「娘のことを理解してあげられなくて苦しかった。そんな娘と私との橋渡しをしてくださった」
「子どもの行動の意味や気持ちに気づかされました」
「「凸凹っ子のことなら任せてください~!」と、どんと受け止めてくれる安心感」
など。
 
子育てトークではご自身の体験などから、発達障がいやHSPのお子さんにどう向き合うと子どもは安心するか、など教えていただく予定です。
 
みなさまにお会いするのを楽しみにしています!
 

-Profile- 水沢 ありさ Arisa Mizusawa

国立音楽大学 教育学科卒業
ミテマナMITEMANA代表
発達障害・HSP専門カウンセラー
星みつる式・顧問カウンセラー

自身が、愛着障害 / 発達障害 / HSPの当事者であり、これまで8,000件以上の臨床経験を持ち、自身の経験を基にした独自の心理療法は、他では得られない「満足感と納得感」が得られると口コミが広がり、親御さんから高い評価を得ています。
水沢式カウンセリングは、こどものサポートだけでなく、親御さんのメンタルケアも重視した総合的なカウンセリングであることが特徴です。


会場の関係で特に託児は設けておりませんが、お子様と一緒にご参加を希望される方はメールフォームの「連絡事項(当日特にお聞きになりたいことなど)」にその旨ご記入ください。


〇第85回子育てトーク @幡ヶ谷
日時:8月24日(土)10:00-12:00 (9:50から会場に入れます)
場所:Sea Walk cafe&studio
渋谷区西原2-35-1 ブランエール代々幡 101
幡ヶ谷駅南口、徒歩5分 緑道沿いのコーヒーとスイーツがおいしいカフェのスタジオで開催します。

定員:9名(お申込みはお早めに!)
お申込み: メールフォーム

参加費:無料
1階コーヒースタンドのコーヒー等ドリンクを実費でお買い求めください。
子育てトークお申し込み




8月25日(日)の子育てトーク延期のお知らせ

諸事情により、8月25日(日)の子育てトークは延期させていただくこととなりました。
学校が始まり、落ち着いた頃に、みなさまが参加しやすい日程で、再度同じテーマで子育てトークを開催する予定です。 その際には、ぜひご参加をご検討いただけますと幸いです。



〇第86回子育てトーク @渋谷
日時:8月25日(日)10:00-12:00 (9:50から会場に入れます)
場所:こどもリビング
渋谷区桜丘町13-4 アロマ桜丘301 
渋谷駅から直結の複合施設「サクラステージ」内の「はぐくみステージ」から徒歩1分!

定員:6名(お申込みはお早めに!)
お申込み: メールフォーム


お申込みいただきますと メールアドレスforza@okadamari.comから返信させていただきます。 迷惑メールに振り分けられることもあるようですのでご確認いただきますようお願いいたします。 万が一、返信メールが届かない場合は大変お手数ですが、 ご意見・お問合せページ からご連絡ください。