第80回 岡田マリのオンライン子育てトーク「生命(いのち)の安全教育・学校建て替え計画 」開催しました

2022年07月01日

子育てトーク、終了しました。
80回目の子育てトークは渋谷区学校建て替え計画について、そして、看護師マッキーさんをゲストに「生命(いのち)の安全教育について」お話を伺いました。

今回はお話の内容について、イラストでわかりやすく説明するグラフィックレコーディング(通称:グラレコ)を描いていただきました(クリック・タップで拡大)。




看護師マッキーさんをゲストにお迎えしたのは今回で3回目です。

「生命(いのち)の安全教育について」は文部科学省が専門家や内閣府とチームを組んで教材を作成し推奨しています。
今回はその教材を使ってのお話となりました。
教材は年齢別、例えば幼児期、小学校低・中学年、高学年、中学生、高校生対象に作成されており、その年代に応じて言葉や表現を対応しており、イラストもとてもわかりやすく素晴らしい教材です。

マッキーさんがその資料をつかって子どもにどのように説明すればよいか、ポイントを教えてくださいました。

参加されたみなさんからの感想を一部ご紹介いたしますね。

「保護者が子どもへどのようにアプローチすればよいのかを具体的に学べてとてもわかりやすかったです。」

「文科省の資料も存在を知らず初めて拝見しましたが、対象年齢別にわかりやすい資料になっており大変ためになりました。」

「水着で隠れる部分はプライベートゾーン、という切り口から入るにはぴったりの季節ですので、早速息子に話して見ようと思います。」

今後、渋谷区でも文科省作成の「生命(いのち)の安全教育」の教材を使って子どもたちに教えられるよう、提案していきたいと思います。



次に学校建て替え計画について、ポイントをお伝えさせていただきました。

下記、今回学校建替え計画でいただいたご質問です。

Q:渋谷区が小、中一貫校を推進されている理由について知りたいです。
A:小中一貫教育校は、学習の流れを統一することで、子供たちが見通しをもって学習に主体的に取り組むことができ、
さらには、教員が教科や校種を超えて授業改善を進める環境が提供できるといった教育効果の向上が認められ、子供のつまずき原因の一つである「中1ギャップ」の解消等も期待されます。


「渋谷区『新しい学校づくり』整備方針 ~学校施設の未来像と建て替えロードマップ~」によると、ロードマップを作成するにあたり、児童・生徒数の推計により、将来小規模校となる学校を抽出しました。

その後、A,B,Cの3ブロックに分け、小規模校が適正規模となるような再配置を検討し、さらに再配置により大規模校となる組み合わせや再配置後に適切な通学距離を確保できない組み合わせ(小学校1.0km、中学校1.5km程度)を除くなどして小規模学校については小中一貫校を検討しました。

その結果

【Aブロック】原宿外苑中学校敷地に千駄谷小学校との小中一貫校を計画する。
【Bブロック】笹塚中学校敷地に笹塚小学校との小中一貫校を計画する。
【Cブロック】鉢山中学校敷地に猿楽小学校との小中一貫校を計画する。

となりました。

渋谷区では平成24年に小中一貫校渋谷本町学園が開校しました。
本町東小学校、本町小学校、本町中学校が一緒になりました。
跡地は第2グラウンドとして活用されています。

本町学園では6・3制を維持しながらも、子供たちの心身の発達段階や学習内容に合わせて、4・3・2制の教育活動を行っています。
中1ギャップを回避するため、穏やかな接続を行い、交流・合同行事等一貫校のメリットを最大限に活かした多方面からのアプローチも可能であると考えています。
今後、小中一貫教育校については、ロードマップに基づく学校ごとの基本計画を策定して行く過程において、保護者や地域の方の意見を頂きながら検討していきます。

渋谷区の中学校は「特色ある学校づくり」に力をいれており、小中一貫校を機に、その特色がさらにブラッシュアップされ、より魅力ある学校づくりへとつながることを期待しています。

小中一貫校について
渋谷区新しい学校施設整備に当たっての考え方と建て替えに向けたロードマップ(PDF)
渋谷区『新しい学校づくり』整備方針 ~学校施設の未来像と建て替えロードマップ~(区ホームページ)


Q2:児童増加に伴い、現在校内の多目的室や放課後クラブ室、和室をつぶして普通教室を作っている現状について。
代々木小と山谷小の統廃合をして10年に満たないところで教室が足りなくなっている現状について。
また今回の建て替え計画対象の学校がそうならないか検証をしているのでしょうか?


A:何年か前から渋谷区では児童増加に伴い、多目的室、和室やコンピュータールーム、ランチルームをなくして普通教室にした学校があります。
現在の校舎は50年くらいまえにできた学校がほとんどの中で、学校が建てられた当時はこれらの部屋はありませんでした。
児童・生徒が減少し、普通教室がランチルームや多目的室などに変わりました。
ご質問いただいた代々木山谷小学校は約10年前にできた小学校ですが、この10年間で住民や子どもが増え、それに伴い児童数も増えました。
代々木山谷小学校ができた時、多目的室などは今後児童が増えた時は普通教室にも代えられるように、と設置されたことを覚えています。
代々木山谷小学校は学校図書室も移動して図書室があった場所が普通教室になるという計画もあります。
移動後の図書室はより図書が充実すると聞いております。

また今回の学校建替え計画は「第2期(2032年- 2041年)については、今後の学校施設の劣化状況、児童・生徒数の推移、社会状況等の変化により適宜見直しを行います」とあります。
このように学校建替え計画は今回の計画が最終決定ではなく、今後変化あった際は状況を鑑みながら慎重に進めていくものであると理解しております。



以上、子育てトークのご報告でした。
今回ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。









 


80回目になりました子育てトーク。オンラインで開催します。
今回は
・「生命(いのち)の安全教育について」
・学校建て替え計画について
についてお話します。
 
日時:6/26(日)午前8:00 - 9:00
申し込み締め切り 6/25(土)
 
場所:zoom(ニックネーム参加、耳だけ参加も可)
お申込みをいただきましたらメールにてZOOM詳細をお送りいたします。
 
 
内容:
前半:「生命(いのち)の安全教育について」
ゲスト:看護師マッキー
 
後半:学校建て替え計画を中心に岡田マリがお話します。
 
- 看護師マッキーについて -
Youtubeチャンネル登録者数3万人、男の子の性教育を日本で確立したい3児の母である看護師マッキー。
これまでも子育てトークでお話いただき、大好評でした。
Youtubeチャンネル登録者数も3万人を突破。
最近はラジオ出演や男女共同参画委員会での講演などでも活躍されています。
下着の名前を子どもに伝える性教育ではなく、自分の体を大切にするため、そして自分の体を守るためにどしたらいいのか?を学べる性教育です。
女の子、男の子を子育て中の方、保育、教育関係者の方に是非聴いていただきたいです。

今回、文科省の「生命(いのち)の安全教育」に沿ってお話しします。
下記サイトのご自身のお子さんの年齢に合った「教材及び指導の手引き」をダウンロード、もしくはお目通しくださいませ。
>>文部科学省サイト
 
 
・終了後アンケートのご協力をお願いいたします
・前日までにZoom詳細が届かない場合は大変お手数ですが forza@okadamari.com にご連絡いただきますようお願いいたします。
・当日はグラフィックレコーディングを予定しています。