19冊目の「岡田マリ的渋谷区ガイド」が完成しました。
毎年1~2冊発行している渋谷区ガイドですが、今回はテーマが決まってから何度も書き直しとなりいつも以上に時間がかかりました。
「健康について」では新型コロナウイルス感染症対策についてお伝えしたかったのですが、新たな対策や事業が次々に始まります。
また、みなさまににご紹介したい高齢者向けの事業や渋谷区の施設についても感染状況により対応が変わることもありまさに先が見えない上、情報が目まぐるしく変わる中で作成することとなりました。
昨年9月に「岡田マリ的渋谷区ミニガイド」の中で感染症対策をA4サイズ2ページにまとめました。
お送りさせていただいた際に、みなさまに健康、介護についてアンケートを行ったところ、多くの方からハガキ、メールフォームでご協力をいただきました。
みなさまの健康への取組み、介護の経験を読ませていただくと涙が出そうになりました。
介護を実際にされたみなさまの言葉からは温かくて、重くて、切ない思いをしっかり感じ取りました。
そんなみなさまの取組みやご経験もガイドの中でご紹介させていただいています。
また、今回「健康・介護」をテーマとさせていただいたのは、毎年ガイドを発送させていただいているみなさまにご興味のあることを伺ったところ「健康、認知症、介護」が上位にあがったからです。
今回のガイドはこのようにみなさまと一緒に作らせていただいたガイドです。
さて、「介護」についてですが、「介護」はご家族だけでやるのは心身ともに大変です。
「介護保険サービス」を上手に利用して頼るところはしっかり頼りながらその人らしい介護のあり方をどうぞお探しください。
介護保険は40歳以上になると給与や所得から徴収されています。
しかし、介護が必要になっても介護保険のサービスは健康保険のように自動的に受けられるものではありません。
申請をし、介護認定がされてはじめて介護保険サービスを受けることができます。
「行政のサービスだからたいした介護サービスを受けられないんでしょ?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、相談窓口、寄り添ってくれるケアマネージャー、ホームヘルパーサービス、通所サービス、リハビリサービス、ショートステイサービス、特別養護老人ホームへの入所など実に様々なサービスを実際の料金の1割~3割で受けることができます。
介護のプロの人たちが関わることにより、プロの技や気遣い、ノウハウを得られるだけなく、1人や家族だけで介護をするという閉塞感や不安から解放されます。
ぜひ介護保険サービスや区独自の事業などを上手に利用していただき、介護者にとっても、被介護者にとっても、心にゆとりをもって時間を過ごすことができればと思います。
また今回終活についても触れされていただきました。
先が見えないこの時代だからこそ、何か起こっても後悔のないよう生きていきましょう。
介護はまだ先だから…、と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、親を含めて家族は永遠に生きてはいません。
ある日突然に介護がはじまることもありますし、ちょっとずつ親やご家族にに変化があらわれるかもしれません。
そんなとき、少しでも介護について情報があるとご自身の混乱や大変さも変わってくるかもしれません。
このガイドがあることのよってみなさまの安心へとつながりますように…。
このガイドは渋谷区在住の方には無料で郵送しています。
ご希望の方は「ご意見・お問い合わせ」からご連絡ください。
A5サイズ、全64ページ
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