岡田マリ質問
保育園申請の指数については課題が多い。独立して事業を行ったり、フリーランスの立場で仕事をしている人の割合が多いのが渋谷区の特徴。フリーの立場で仕事をしている人たちへの指数について検討いただきたい。
「平成31年度の保育園入園のご案内」の中で利用調整制度が変更となりました。
育児休業から復職予定の保護者に加算される指数の対象を会社員以外の人にも拡大となりました。長年提案をしてきたことがようやく実現しました!
保育園申請に「ここdeサーチ」を利用してみませんか
[2020年10月16日]
保育の質の向上について取組みを伺う。
公立保育園の園長経験者が保育園を巡回訪問、助言をするなどし、質についても力を入れています。
保育園に通っている子どもの中には療育を必要とするケースがある。保護者は仕事をしているため、療育に通うことができず、就学前に思い悩む保護者も増えていると感じる。保護者の承諾を受けて、保育施設や幼稚園等に専門家による療育サービスの訪問事業の実施はいかがか。園で療育を行うことにより、現場の職員も学ぶことがあろうかと思う。
認証保育所や私立幼稚園などに療育の訪問事業が実施されています。
区立保育園については今後導入予定
フィンランドのネウボラでは子どもの成長を電子データにまとめて50年間保管する仕組みとなっている。当区のネウボラもフィンランドのように担当や部局が異なっても、子どもや親の記録を電子データに一貫して管理し、切れ目のない支援を提案。
新規事項として産後ケアの充実、要支援家庭を対象としたこどもショートスティ事業について期待をするところ。この事業をきっかけに今後渋谷区でも児童相談所の設置を進める予定があるのか。
今般、保護者の多様な働き方が広がっている。保育所等入園の利用調整基準については、保護者の就労時間や家庭の状況などの要素を総合的に判断しているが、就労内容、就労状況等が千差万別であり、個々の御事情を個別具体的に基準に反映することが非常に難しい状況。
入園相談窓口でも保護者から利用調整について多くの要望をいただいていることから、議員指摘のようなケースも含めて、多くの保護者に納得いただける基準となるよう、今後も必要な見直しを図っていく。
待機児童解消とあわせて、保育施設の増加に対応した「保育の質の確保や向上」は両立して取り組むべき重要な課題。
現在も、公立保育園の園長経験者が保育園を巡回訪問し、保育内容を確認し、必要な助言等を行う取り組みを行っている。加えて、平成三十年度からは保育園における保護者対応やマネジメント等の強化のため専門巡回アドバイザーを配置するほか、若手保育士のスキルアップや離職防止、さらに保育事業者に対する事故防止や保育の質に関する助言、指導を行うため、巡回指導員を配置する。
また、今後、保育士への研修体制を充実させるため区内保育園の施設長や若手保育士を対象に専門分野別の体系的な研修を実施することを予定してる。
これらの取り組みと並行して、海外の先進的な事例も参考に渋谷区独自「渋谷区就学前教育プログラム」の策定委員会を立ち上げている。
幼児教育については、公立、私立を問わず良質な幼児教育、保育を提供し、子どもたちの多様な可能性を育む教育の充実に努める。
現在、子どもの療育については区立施設の「はぁとぴあキッズ」と「代々木の杜ピア・キッズ」で実施の他、民間事業者の療育施設も増え、選択の幅が広がっている。また昨今の対応により、障がいや発達の遅れがあっても保育園や幼稚園、小学校の普通学級へ通うお子さんも増えている。
療育の種類、通園・通学先の多様化が進む中、保護者を初め保育士、教員からも、「園や学校でも子どもに療育を受けさせたい」という声があり、実際、障がいや発達の遅れに早い段階で気づき、適切な療育の計画的な実施は、子どもの成長にとって大きなメリット。
今後はより多くの場所で適切な療育が受けられるよう、区立施設の専門支援員が園や学校を訪問し、子どもや担当の先生を支援する「保育所等訪問支援」の導入を検討する。
日本では妊婦健診や予防接種は医療機関で行われることが多く、フィンランドとは健診・医療体制が異なる。現在、渋谷区では子どもの健診記録など母子保健情報は子どもが就学した後まで、養育相談、虐待対応などの要保護児童情報はおおむね子どもが十八歳に達するまで保管し、それぞれ相談時に必要な情報は、原則、相談者の了解を得た上で共有し、継ぎ目のない支援に役立てている。これら相談に必要な情報は医療や家族関係などの個人的な情報も含まれるため、電子データの一貫した管理については個人情報保護やセキュリティ対策、法令など様々な課題をクリアする必要があるが、データ化できる部分を整理するところから検討を進める。
児童相談所設置については、現在、設置を希望する特別区二十二区のうち、モデル区三区が先行して設置に向けた協議を都と行っていますので、これらの動向を見きわめながら、慎重に検討を進める。
まずは要支援家庭を対象とした子どもショートステイ事業を実施して、深刻な虐待の未然防止を強化するところから取り組む。
区長答弁
岡田マリ質問
平成25年6月、「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」が制定された。区内の小中学校では障がい者差別解消法に基づき、どのような合理的配慮を行っているか、施設等のハード面だけでなく、ソフト面も含めて質問する。普通学級でも特別支援学級でも苦手なことのある児童、生徒にはできるだけその子にあった合理的配慮を行い、対応していただきたい。そして各学校で実施している合理的配慮の取組みについて研修会を開催し、具体的な事例の研究、共有をしていただきたいと考えるがいかがか。
渋谷区も「ちがいを力にかえる街 渋谷。」と挙げているものの、インクルーシブ教育についてはあまり進んでいるように感じない。教育現場においてインクルーシブ教育を進めていくことについていかがか。
学校では一人一人の児童・生徒の特性を見きわめ、様々な場面で意図的、組織的に合理的配慮を行えるべく研修や講演会などで底上げを図ってきた結果として、読み書きの困難な児童への合理的配慮としてタブレット端末を活用し、効果を上げたりしている。
教育委員会では、引き続き苦手なことのある児童・生徒に対してその子に合った配慮を行うことで、全ての子どもたちによりよい教育環境が提供できるよう努める。
インクルーシブ教育においては、障がいの有無にかかわらない混合教育と、個別の教育的ニーズのある子どもの自立と社会参加を目標に、的確に段階に応じたニーズに応える多様で柔軟な仕組の整備が重要。
そこで、通常学級、特別支援教室巡回指導、特別支援学級、特別支援学校といった連続性のある「多様な学びの場」も用意し、その子に最適な教育の場を提供することが必要。
ともに学ぶ場として渋谷区の小中学校では展覧会や運動会など行事での取り組みがあるが、日常学習でも、特別支援学級在籍の子どもたちの、通常の学級での学習を推進する交流学習や共同学習を実施しており、その子どもたちが通常の学級での授業に参加したり、学年活動や清掃活動、給食での交流を図る事例も見られている。
今後も区としてインクルーシブ教育を推進し、「ちがいを ちからに 変える街。」共生社会渋谷区の実現に向けた特別支援教育の推進を図る。
教育長答弁
岡田マリ質問
新庁舎に「基幹相談支援センター」が設置される。区役所で子育て支援、障がい者福祉に関連する所管は保健所、子ども家庭部、教育委員会、子ども発達相談センター、福祉部障害者福祉課など多岐にわたる。
障がい児支援のサポートや相談は切れ目のない対応体制が望まれる。また、成長するにつれてどのようなサポートがあるか、時系列で情報を早めに入手ができ将来について準備ができる体制も必要。障がいのあるお子さんへの体制について伺う。
平成31年開設予定の基幹相談支援センターの開設時間は、月曜日から金曜日の8:30~17:15となっている、それ以外の時間帯にも相談の連絡が入ると思われる。時間外の電話対応も可能にしていただきたい。
はぁとぴあ原宿は開設した当初、知的障がいのある方を対象として開設した施設だったが、現在は様々な特性の障がいのある方が利用されている。今後増築計画では障がいの重さや障がいの特性も考慮して利用者が安全に安心に利用できるよう利用者の障がいの特性を分けるなどの配慮が必要かつ重要と考えるが、所見を伺う。
はぁとぴあ原宿第4回作品展
[2014年3月12日]
代々木の杜ピアキッズ、はぁとぴあ原宿キッズに通う子どもの親に対する支援について。療育の必要な子どもの親にとって、現実を受け入れることは最初の課題。受け入れるのに時間がかかるのは、父親に多いという話をきく。
現在、父親同士が集まってお互いの悩みや経験などを話す場の提供を行っていると聞いている。今後こうした父親向けのサポートは更に力をいれる必要があると考えるが、はぁとぴあキッズ、代々木の杜キッズにおける父親サポートについて所見を伺う。
代々木の杜ピア・キッズにて「父親学級」が実施されました!
渋谷区の七十五歳以上人口は十七年前と比べ七千五百七人増となった。高齢者人口の増に伴い、今後は特養施設だけでなく在宅についても注力する必要がある。
福祉保健委員会の視察で、尾道市では地域医療連携を、大津市では在宅医療・在宅看取りケアについて視察した。大津市では、在宅療養支援を医師、歯科医師、薬剤師、訪問看護師、栄養士、セラピスト、歯科衛生士など多職種がチームとなって連携、ブロックに分かれた取り組みがあった。勉強会、意見交換会を開催し、入退院も家族に配慮した運用になっており、安心して在宅を選択することができるようになっていた。
当区には、文化総合センター大和田に在宅医療相談窓口があるが、専門機関との連携や入退院時のサポートも非常に重要と考える。在宅医療について今後どのように取り組んでいくか所見を伺う。
新庁舎に開設する基幹相談支援センターは、相談支援事業所のバックアップや関係機関のネットワークづくりが主な役割。また、区の関係部署と連携してライフステージごとに必要な情報を集約する機能も有する。このセンターが効果的に機能し、障がいのある子どもの成長を支えられるよう、関係機関との役割分担、わかりやすい情報の整理と発信について検討を進める。
このセンターは二十四時間三百六十五日の個別相談に応じる施設でないため、時間外の電話対応は困難。緊急時の相談は、はぁとぴあ原宿の隣接地に建設予定の「地域生活支援拠点」において検討する。
はぁとぴあ原宿の増築については、現在、障がい者団体連合会の加盟団体、区立施設の関係者、保護者との意見交換を実施している。
これら参考にしながら、障がい特性に応じた専門員を計画的に配置し、安全・安心なサービスが提供できるよう整備計画の作成を進める。
はぁとぴあキッズ、代々木の杜ピア・キッズでは、保護者への支援も区立施設の重要な役割と位置づけ、ペアレントトレーニング、家族交流会、親の会に関する情報提供などを定期的に実施。年数回は父親が参加しやすい土曜日に講座を企画している。
れらの取り組みをで父親同士話をしたいという声も増えてきており、昨年度から「父親学級」を試行した。
今後はこうした機会を「身近な相談場所の充実」の一つと位置づけ、はぁとぴあキッズ、代々木の杜ピア・キッズを中心に、父親サポートに必要な「集いの場」をさらに充実させ、悩みや不安を共有することにより安心できるよう努める。
本区では退院時における在宅生活のための医療・介護サービスの調整支援やかかりつけ医となり得る医師の紹介などであり、在宅生活において通院、入院、介護サービスが切れ目なく利用できるよう、様々な支援を実施する「在宅医療相談窓口」を設置している。
相談件数の増加や、訪問診療のニーズも高まっていることからさらなる体制の充実が必要と考える。
今後、相談者の利便性の向上の観点から、地域包括支援センターに在宅医療相談窓口機能を付与し、医療・介護相談のワンストップ化を目指していく。
区長答弁
岡田マリ質問
渋谷区でシニアのチアリーダーチームを提案、前回の東京オリンピックを実際に経験したシニアたちが、2020年に向けてチアリーダーで応援と言う形で元気になってもらうのはいかがか。さらに身も心も元気に東京2020を迎える大きな目標となると思う。
シニアのチアリーダーのクラスが「つばめの里・本町東」で開催されました。
米国でプロのチアリーダーとして活躍したチアリーダーの指導の元、みなさんイキイキと輝いています!
東京2020に関わるボランティアで、例えば実際に会場でサポートするボランティア、また当区を訪れる外国人観光客の困りごとなどに対応するおもてなしボランティアが、渋谷区の公認のボランティアであればより信頼性も高まる。
しかし、せっかくのボランティアも、外国人はまずは疑ってしまうということも聞く。こうしたボランティアの登録と大型ビジョン、またこうしたボランティアが渋谷区ではサポートをしているということを英語でのPRもする必要がある。
高齢者の健康のための、渋谷区オリジナル体操「若返るダイヤモンド体操」で多くの方々が体操を楽しまれている。体力を向上させるとともに、地域でのコミュニケーションを高め、自身の生きがいづくりや社会参加をしていくことは大変重要。
シニアのチアリーダー活動は、高齢者の生きがいづくりや東京二〇二〇大会への区民参加を促していくためには大変興味深い。次年度より、ダイヤモンド体操など健康づくりに取り組まれている方々にチアのプログラムを導入し、高齢者が無理なく楽しみながら練習され、成果を区の様々な気運醸成事業の中で披露していただきたい。
競技会場内の「大会ボランティア」や主要駅などで活動の「都市ボランティア」と役割分担を図り、きめ細やかなおもてなしや観光案内、イベント運営などを行う「区独自のボランティア制度」を立ち上げたい。
また、現在稼働中のボランティアは、本格的なガイドを目指している団体や大学のサークル活動として行っているグループなど、その規模、活動内容や目的は様々。こうした各々の活動が展開しやすい環境も必要であり、大会後のレガシーとして期待されるところ。
また、渋谷区観光協会を主体とする事業の中で試行的に観光ガイドツアーをボランティア団体に委託する予定もある。こうした事業とも連携しながら、プラカードの作成や大型ビジョンでの英語PR表記も視野に入れ、外国人観光客にも安心して利用していただける環境になるよう検討する。
→ 渋谷区独自ボランティア制度の登録が始まりました。「渋谷区独自ボランティア制度」登録に向けたボランティア講座も開催しています。
区長答弁
岡田マリ質問
新防災システムの導入として防災ポータルサイトの導入が予算付けされている。
災害時の情報を入手できるポータルサイトやアプリ・SNSは手軽で便利だが、パソコンやスマートフォンを使わない世代への対応に紙ベースのものも必等と考える。平成27年に作成された「渋谷区民防災マニュアル」の改定版の発行について区長のご所見を伺う。
東日本大震災から9年、あの日のこと、そして大きく進んだ防災対策
[2020年3月11日]
「アロープロジェクト」は渋谷区内に帰宅困難者支援施設を示す道しるべとなる矢印を設置するとというもの。
NTTの「かざして案内」はスマートフォンのカメラを看板表示にかざすだけで現在自分がいる場所と周囲の全体像が一目で把握できる立体地図やユニバーサルデザインに配慮したルート案内、コンテンツが母国語で利用できる。
アプリケーションをインストールすることなく簡易に利用ができるのが特徴。アロープロジェクトと並行して確実に帰宅困難者受け入れ施設へと導く「かざして案内」によるサービスを導入してはいかがか。
新庁舎の完成に伴い、災害対策本部は現在のヒカリエ8Fの防災センターから新庁舎へと移転するとのこと。移転についての理由を改めて伺う。
現防災センターの跡地利用について、渋谷ヒカリエは駅から直結と言う利便性から有効利活用を。待機児童が解消するまでの期間における保育施設の検討や、また選挙の時の期日前投票の会場についても検討いただければ、区長の所見を伺う。
渋谷ヒカリエ内に区民サービスセンターと防災センターがオープンしました
[2012年6月5日]
今回危機管理対策をテーマに「渋谷区ガイド」を作成して見えてきた課題の一つとして水害時の避難所がある。平成25年10月、平成26年6月の大雨の際の被害箇所は土木清掃部管理課の窓口にある「浸水実績図の閲覧システム」で確認することが可能。こうした被害のある地域や水深の深い地域については今後も被害地域の予測ができる。今後は避難所の開設を検討すべきと考えるが、いかがか。
平成30年台風13号に伴う自主避難施設が「ひがし健康プラザ」「地域交流センター恵比寿」に開設されました
渋谷区は2020大会のホストシティであるが、地域によってはゴミ集積所のゴミの散乱、そしてネズミが街を朝でも昼夜問わず駆け回っているという現実がある。身近な環境の課題として、以前は住宅街だったところに飲食店等が増え大きな話し声や音楽、飲食店からの料理の匂いなど周辺の人たちにとっては深刻な悩みとなっているところが多々ある。ぜひ日常の環境問題の改善について施策を強化していただきたい。
ゴミ出しは一人一人が気を付けたいものです
[2018年1月11日]
数年前に区内の保育園で食中毒が発生した。当時の保護者が「集団感染発生時対応について 保育園での事例と保護者からの提案」を作成し区役所に提出された。その提案を元に、対応マニュアルを作成し、保育園だけでなく、小学校や中学校、高齢者福祉施設などでも共有し、いざという時に備えてはいかがか。
区長は2カ所目のプレーパークについても検討されたいと、プレーパークの場所だけでなく、プレリーダーの育成も必要と考える。プレーパークについてプレリーダーの育成も含めて区長の考えを伺う。
ちぃっちゃい子のためのぽかぽかプレーパーク@はるのおがわプレーパーク
[2018年12月8日]
現在、本区では「業務継続計画」の策定を進めており、この計画に基づき、平成二十九年度中に「職員行動マニュアル」と「受援計画」の策定を進めていくこととしている。さらに平成三十年度には、各計画と整合性のある「地域防災計画」の改訂を行う予定。これらの改訂に合わせて「渋谷区民防災マニュアル」の内容についても大幅に見直すが、紙ベースの改訂版の作成についても検討する。
昨年六月「シブヤ・アロープロジェクト実行委員会」が立ち上がった。アロープロジェクトの目的は、目につきやすいアート性あふれる「矢印・サイン」を設置することで発災時の「一時退避場所」への方向を周知すること。現在、実行委員会のホームページなど多様な媒体を活用し、周知を図っている。
具体的には渋谷駅周辺の三カ所に「矢印・サイン」の設置する。今後はこの「矢印・サイン」による避難誘導の実効性を高めるべく、「一時退避場所」まで「矢印・サイン」を辿っていくことができるような設置を検討している。
提案の「かざして案内」というアプリケーションは、母国語で確認できることから外国人対応として有効であり、補完するツールとして「シブヤ・アロープロジェクト実行委員会」に情報提供する。
耐震性にすぐれた新庁舎の完成に当たり、指揮命令系統の強化のためにも移転をする。
ヒカリエ八階の防災センターの移転後については保育施設の設置も含め、総合的な視点から検討する。
水害時の避難所は区ホームページに公開している「渋谷区洪水ハザードマップ」に記載を行い、周知に努めている。
天候不順が立たつしており、水害による避難所の開設は必要なものと認識している。
渋谷川の浸水を想定し、危機管理対策部、区民部、福祉部、渋谷サービス公社と調整を行い従来の避難所以外にも、より近隣に利用しやすい「ひがし健康プラザ」や「地域交流センター恵比寿」等を水害時の臨時避難場所として運用する仕組みを用意して、水害に備えている。
さらに消防署や消防団、自主防災組織等の関係機関との調整を行い、水害時避難場所開設を含めて水防対策を強化する。
このたび改定の環境基本計画で、五つの分野の第一に「くらし」を掲げ、落書き対策やたばこの分煙対策、大気環境測定など日常の環境問題改善に積極的に取り組む。
その中でも落書き対策は、落書きバスターを創設し、通報の仕組みや消去活動ボランティアの育成、支援、また美術系学生やアーティストと連携し、落書きされそうな場所へのアートワーク製作、さらには、企業の社会貢献活動とし物的・金銭的支援をいただく仕組みをつくることを検討している。
区独自の施策としてではなく、区民、事業者、そして来街者並びに区が一体となって快適で美しいまちの実現を図る。
食中毒予防は厚生労働省の基準があり、給食提供施設である保育園、小中学校及び高齢者福祉施設が特性に合わせた実効性のあるマニュアルが作成されている。各施設では「食品衛生責任者」が中心となり、食中毒の発生防止に努めている。ただ、危機管理の観点から食中毒が発生した際の対応については、施設を管理する各部が保健所等から専門的な助言を得ながら、対応策の整備に努める。
「はるのおがわプレーパーク」以外にも、地域ボランティアの協力により、「渋谷区スポーツセンター」では毎週日曜日、「恵比寿南一公園」では春夏秋冬の年四回、実施日を定めた形でプレーパークを展開している。また昨年度より、「はるのおがわプレーパーク」から飛び出して、美竹公園や広尾公園においてはるのおがわプレーパーク「出張プレーパーク」を実施している。
プレーパークの設置には、子どもの遊びにかかわるプレーリーダー、運営スタッフ、サポーターのような方々の存在が必要。引き続き実施日を定めたプレーパークや出張プレーパークの実績を積み重ねることにより、地域の理解を深めながら、プレーリーダーの育成を含めて、運営スタッフや地域のサポーターなどの仕組みづくりや地域の気運醸成などを図りながら、プレーパークの適地選定に向けて努力する。
区長答弁
岡田マリ質問
大晦日の渋谷駅前で開催されたカウントダウンは、前年よりも参加者が多く、お酒を手に持っている人も目立ちました。また多くの人たちが集まり、身動きが取れない場所もあったと聞く。歩行者天国による年末のカウントダウンやハロウィーンは渋谷らしいイベントだが、万が一のことを考えると今後さらに危機管理対策を強化する必要があると思う。区長の所見を伺う。
インバウンド対策として更なるフリーwifiスポットの設置と設置個所を外国語でPRする必要があると考える。
ホストシティである渋谷にとって大きな課題である語学について、フリーwifiスポットの増、そしてAIを駆使して語学対策に取り組むというのはいかがか。
羽田空港でユニバーサルデザインを視察したなかで、羽田空港のユニバーサルデザインの取り組みは障がい者、設計者、施工者、行政、鉄道、空港等関係者たちとユニバーサルデザインのワークショップを重ね、バリアフリーデザインを実現。だれもが利用しやすい新庁舎としてこうした取り組みを新庁舎はじめ、今後予定されている障がい者施設や高齢者施設などが入る複合施設等ででも取り入れられるであろう。新庁舎としての取り組みについて所見を伺う。
会派で視察した日向市の新庁舎についてはコミュニティスペースや市民が集うたまり場のような温かいスペースが充実していた。新庁舎を訪れる人たちがほっと一息できるような温かな雰囲気のコミュニティスペースを作っていただきたい。
新庁舎1Fのコンビニエンスストアと飲食店の隣に誰もが利用できるガラス張りのフリースペースが設置されました。
日向市では、庁舎を建設中に何回かに分けて一般市民向けに新庁舎見学ツアーを行っていた。区民に新庁舎を身近に感じてもらうためにも当区についても区民に対して見学ツアー実施はいかがか。
2019年1月5,6日に見学会が開催されました!
2015年4月に「男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例」が施行されてから当区の取組みへの問合せ、視察がこれまでどれくらいあったか伺う。
今後も渋谷区が取り組んでいるダイバーシティ社会への取組みやLGBT、SOGI、アライなど多様性の理解が更に広がるよう、例えばクラウドファンディングやふるさと納税などの手法を導入するのはいかがか。
返礼品が発生する際には障がい福祉作業所などと協力して雑貨やお菓子などとし、また必ずどこかにレインボーマークなどを入れて、またインスタ等のSNS映えするような渋谷らしい返礼品とし、多様性社会推進について訴えかける。
また小冊子等も同封することで渋谷区から全国の方に多様性理解についての情報発信やアライになるきっかけを作る。
集まった寄付の使い道は多様性をテーマに障がい者福祉、LGBTのサポートなど渋谷区のダイバーシティ、インクルージョン施策の充実に充てるとし、全国から応援を募ることを提案。
今回の渋谷カウントダウンはスクランブル交差点への集中を防ぐため、109前や公園通りにイベントステージなどを設置して参加者の分散を図ったものの、参加者数が大きく増加し、109前の会場などでは参加者が密集した。
このようなことから、次回の開催に向けさらなる参加者分散、警備体制の強化、路上飲酒抑制などを実現するため、事前の参加登録制や酒類販売事業者への協力要請など、警察署、消防署等関係者と意見交換を開始している。危機管理対策の強化の検討をする。
渋谷区内の観光をより快適なものとするため、Wi-Fi利用の環境整備は必要不可欠。
昨年度、二カ所、今年度内には十四カ所、フリーWi-Fiを設置。また、渋谷区での滞在をより快適なものとするためのフリーWi-Fiの設置を来年度も引き続き継続する。
AIを駆使した語学対策については、翻訳技術の進展具合や開発にかかわるコストの課題等もあるため、先行事例を参考に、研究をすすめる。
新庁舎ではユニバーサルデザインを取り入れ、お客様にとって温かく、職員にとっても使いやすい庁舎を目指している。
シンプルな動線計画を取り入れ見通しのよい、わかりやすい窓口フロアを実現するほか、車椅子同士がすれ違える通路幅、階段には両側二段手すりを設け、さらにはサインや内装の色彩についてもユニバーサルデザインで計画。トイレは利用しやすい配置計画とし、多機能型の設備も充実させ、オストメイトにも配慮した広目の便座も採用。
なお、既に仮庁舎では筆談ボードや十二カ国語に対応した通訳タブレットを窓口に配置し、障がい者や外国人への対応も行っているが、新庁舎では、それらをお知らせするサインも設置。
一方、今年度から「サービス介助基礎研修」という職員研修を実施し、区全体で区民サービスの向上を図っている。
新庁舎の一階には飲食店舗とコンビニエンスストアが入る予定、隣接して誰もが利用できるガラス張りのフリースペースを設ける。また、二階の福祉と相談のフロアのエントランス空間は、二層吹き抜けの開放的な空間で、窓の外には公開空地の豊かな緑が広がる計画。これらの空間にも、誰もが利用できる机や椅子を配置し、温かな雰囲気のコミュニティスペースとして活用していく。
新庁舎では新ICT基盤を構築するため、本年十月、庁舎の引き渡しを受けてからインフラ整備を行い、さらに家具の搬入も行う。こうした準備が整いましたら、新庁舎開設までの間に区民見学会を行う予定。
条例施行後、渋谷男女平等・ダイバーシティセンター(アイリス)では多くの視察を受け入れていますが、今年度は、地方議会、自治体、学校などから百を超える視察などを受け入れている。質問内容も実施事業に関する具体的なものが増え、社会の関心がますます高まっている。 本区制作の啓発ツールについて、「レインボー・アイリスのバッジを配りたい」「私のまちで渋谷区のLGBT基礎知識リーフレットを配布したい」といった反応もあり、渋谷ならではの親しみやすいデザインとわかりやすい文章は広く評価いただいている。
アイリスでは現在、福祉作業所で働く人たちの文字やイラストを活用したシブヤフォントをデザインに取り入れたり、毎年開催される「しぶやフォーラム」において福祉作業所にも参加してもらうなど、LGBTにとどまらず、ダイバーシティの相互理解を幅広く喚起すべく取り組んでいる。
さらなる情報発信の強化としては、福祉作業所などと協働してレインボー・アイリスの啓発グッズを開発して販売してもらうことで、啓発事業の充実に加え福祉への還元にもつなげられる。洗練されたデザインの啓発グッズを通じて、アライを増やし、さらなる理解、支援の輪の広がりを期待。
本区においては、これまで、ふるさと納税にこだわらず一般的な個人や企業の寄附を受け入れるほか、ネーミングライツなど様々な手法を駆使し、財源の確保を図ってきた。クラウドファンディングやふるさと納税といった具体的な実施スキームについては検討課題としつつ、まずは啓発ツールの拡充のあり方と開発方法について検討していく。
区長答弁