議会活動

2009年11月27日

  • ​レンタサイクル事業の拡大とそれに関連して自転車のマナーの啓発とについて
  • ネーミングライツのあり方について
  • 公園などの看板について
  • 区内の施設のソフト面での対応について
  • ボランティアセンターについて
  • フリーランスで子育てをしている女性たちへの一時保育支援について

これらは日常を通して気になっていたこと、みなさんとお話した時や意見交換の際に気づかされたことです。
そして区長からの答弁はほとんど前向きな答弁をいただきました。
区内の施設のソフト面の「職員にお声をおかけください」の案内表示の掲示はすでにスタートしたようです! ← 早いですね!!
他のものについても良い形で実現するように、しっかり見届けてまいります。

岡田マリ発言

区民の会民主を代表して、六点について区長に質問いたします。


早速質問に入らせていただきます。  まず初めに、自転車のマナーの啓発とレンタサイクル事業の拡大についての提案です。  
私は通常、自転車で移動していますが、自転車利用歴は長く、大抵都内各所は自転車で移動しております。
 最近特に感じるのは、急激に自転車ユーザーが増えてきたということです。渋谷区は特にファッションの一部として、格好よく自転車を楽しむ自転車ユーザーが多いエリアのようです。これらの自転車は、いわゆるママチャリタイプのものではなく、ファッション性に富んだクロスバイク、ピストバイクと言われている自転車で、自宅から職場など、目的地まで利用する傾向が多いようです。
 実際に、十一月十日火曜日の午後、表参道沿いを原宿駅から伊藤病院まで、明治通り沿いはラフォーレ原宿から宮益坂まで、合計約一・八五キロメートルにわたって歩道の駐輪自転車の数を数えてみました。カウントした結果、五百六十三台の自転車が両道路の歩道にとめられていました。その日は火曜日でしたので、美容院が定休日ということもあり、別の日でしたらさらに多くの自転車がとめられていたのかもしれません。どの自転車も、今どきのファッション性に富んだ自転車で、多くの人たちが、この渋谷エリアで自転車を利用しているのだなと改めて実感いたしました。
 自転車の利用は、環境にもよいことですし、喜ばしいことではありますが、一方で、同じ自転車ユーザーとして、一部の人たちのマナーの悪さが大変気になります。
 先日、交通・公有地問題特別委員会で警察署の方々との懇談会があった際にもその話が出ましたように、このマナーの問題は顕在化していると言えましょう。
 先ほど申し上げたファッションも兼ねて乗られている自転車には、余り格好よくないということで防犯シールを張らない人もいるようです。  この問題とされる自転車マナーについて、渋谷区のレンタサイクル事業と連携させてマナー向上を目指すというのはいかがでしょうか。
 現在、恵比寿駅東口駐輪場でレンタサイクルを実施中です。一回二百円で六時から二十時まで利用ができます。私が東口駐輪場を利用する際にも、よく「自転車借りられますか」と来る人たちを見かけます。ですが、残念ながらそれらのレンタル自転車は、利用者に余り丁寧に扱われていないようで、以前は二十台近くあった自転車が、今では一けた台になってしまいました。利用者の扱いが悪く、自転車がすぐに傷んでしまうケースが多いようです。
 自転車マナー全体の向上を図るに当たり、まずこのようなレンタル自転車利用のマナーを改善するため、自転車にはハチ公のマークなど渋谷区のレンタサイクルであるとはっきりわかるシンボルを入れます。  また、自転車を借りるには身分証明書の提示、さらには、一台一台自転車には大きなナンバリングをし、自転車のマナーが悪いときには、そんなクレームが来たら御本人にも伝わるよう、自転車ナンバープレート制度をレンタル自転車でやってみるのもいいかもしれません。自転車の維持費や盗難を防ぐためにも、これらレンタル自転車事業にもネーミングライツを利用してもいいかもしれません。
 また、レンタル自転車利用者のみのマナー向上にとどまらず、渋谷区全体での自転車利用のマナー向上に、このレンタル自転車を動く看板として利用し、「地球にやさしく、人にやさしく、自転車にもやさしく」や「自転車マナーの守れない人は渋谷区で自転車には乗らないで」などと「ノーマナー・ノーバイシクル」の強いメッセージを渋谷区から発信するのです。安全確保はもちろん、マナーを守らないということは実はださいという発信を区がレンタサイクルを利用して積極的に行うのはいかがでしょうか。
 今申し上げているレンタサイクルを渋谷区の自転車マナー向上に役立てるという観点から、レンタサイクル事業拡大も視野に入れるべきです。
 区内では放置自転車の撤去を行っておりますが、それらの放置自転車の台数は、平成二十年度では二万六千九百八十五台で、そのうち引き取り手がない自転車は三〇%程度であり、放置自転車の引き取り手のないものをレンタサイクルで再生させて有効利用しているとのことです。  放置自転車の有効活用のために、もし駐輪場で余裕のあるところがあれば、恵比寿だけでなく、ほかの駐輪場でもレンタサイクル事業を開始し、恵比寿で借りた自転車をほかの地域に返却できるサービスを開始するのもいいかもしれません。
 レンタサイクルを既に行っている例として、パリ市では二〇〇七年からスタートした官民パートナーシップを利用したヴェリブというレンタサイクルが人気です。このヴェリブのルールを守るための広告にシャネルのデザイナー、カール・ラガーフィルドも協力をしています。安全対策のための黄色の夜間用ベストの着用のPRに、本人自ら「黄色は見苦しい。どんな色にも合わない。でも、あなたの命を救うかもしれない」と出ていたそうです。渋谷区でも、レンタサイクルを渋谷というブランドのファッション性を維持した自転車マナー向上のツールとし、交通安全につなげていくという案です。
 話は変わりますが、十一月二十日から二十三日までバイシクル・フィルム・フェスティバルという自転車をテーマにした映画祭が東京都内で開催されました。映画だけでなく、自転車のイベントも開催され、渋谷区の恵比寿も会場の一つとなりました。
 この自転車のイベントは、二〇〇一年からニューヨークで始まり、日本では五年目だそうです。世界各国の自転車愛好家たちも来日し、多くの自転車ユーザーでにぎわいました。そのうち何人かと話をする機会がありましたが、「東京も今では非常に自転車ユーザーが増えたけれど、自転車を乗る環境、設備、そして乗る人たちのマナーもまだまだ遅れているね」という耳の痛い意見を多く聞きました。設備や環境はすぐには改善できないとしても、自転車マナーの啓発はここ渋谷区から行っていき、少しでも世界に近づけるよう行動していくべきではないでしょうか。
 以上、レンタサイクル事業の拡大、そして、その事業と連携させての安全対策と自転車マナー向上を渋谷区から発信していくという提案でした。御所見をお伺いいたします。

 六点中二点目は、ネーミングライツについてです。  これからは、ネーミングライツのあり方の視点をちょっと変えてみてはいかがでしょうか。現状のネーミングライツは、単に、ある施設の広告効果が主眼で、おまけとしてCSRというような位置づけが強い性質のものかと思います。ですが、ある施設のみの名前だけの広告権利ということではなく、その施設を含む地域に対するサポート義務を明確にパッケージにした権利という位置づけにする提案です。
 CSRとは、日本語では「企業の社会的責任」と訳され、ここで言う責任とは、企業の社会や地域に対する奉仕で、企業はそこから信頼を得ることができます。
 例を挙げますと、恵比寿の公衆トイレに対しての応札という単に施設への企業の参加を求めるのではなく、応札条件として、地域の広尾中学校や鉢山中学校の生徒の職場体験の協力だったり、恵比寿駅周辺美化推進活動への参加や盆踊り大会のボランティア参加などをパックにした応札条件とする案です。
 これにより、命名権を得た企業としても、地域社会をサポートして地域の信頼を得て、よりCSR色が強く地域活動への参加を進めやすくなります。その結果、企業としてはその地域での長期的なPR活動に役立てることが可能になると思います。また、地域活動への参加をパッケージにすることで、地域に無関心な単なる転売目的の企業の応札を防ぐこともできると思います。  また、施設のネーミングライツについても提案です。
 ネーミングライツの対象がふだんの会話に出てくるようにして広告効果をねらうのです。渋谷駅や原宿駅、恵比寿駅では、非常に多くの人たちが交通機関を利用し、駅前で待ち合わせをする人たちは、きっと日本でも一位、二位を争うのではないでしょうか。
 待ち合わせと言えば、今やすっかり携帯電話が浸透し、待ち合わせの方法も一昔前とは変わりました。携帯電話がない時代では、例えば「七時に東口改札出たところで会いましょう」と明確に約束をしていましたが、今でははっきりと場所を決めないで、例えば「とりあえず駅の西口あたりで、あとは携帯で連絡とりましょう」と大体の場所を決めて、その場所に着いてから「今、交番の前にいるんだけど」とか「今、ちょうどキオスクの前にいます」とどこにいるかを具体的にメールや電話で伝えるのが最近の待ち合わせ方法です。そんな待ち合わせの際、現地に着いたときの「今、何とかが見えるところにいます」の何とかが口コミ広告となるのではないでしょうか。ですので、そんな多くの人たちの待ち合わせスポットに焦点を当てて、目印看板やモニュメントを設置するネーミングライツを募集するのです。
 例えば、恵比寿駅前の公衆トイレのネーミングライツを再び募集するそうですが、これを「公衆トイレ」ではなく「トイレ前の待ち合わせスポット」のネーミングライツとして募集するのはいかがでしょうか。待ち合わせスポットに目印看板やモニュメント的なものを置き、例えばそれを「えびちゃん」と名づけます。そうすると「今、トイレの前のえびちゃんの前にいます」というふだんの会話の中に出てくる口コミ広告とするのです。また「公衆トイレ」の応札となりますと、トイレという施設の性質上、企業の応札が集まりづらいこともあろうかと思いますが、トイレの前の待ち合わせスポットへの応札ということにしますと、比較的集まりやすいのかもしれません。
 先ほど申し上げましたネーミングライツの地域活動サポートパッケージ化と待ち合わせスポットの目印看板及びモニュメントのネーミングライツということで企業の応札を促進し、区の地域活動も促進させることができると思います。是非実現について御検討いただきたいと考えております。

 三番目は、公園など区内でよく見かける看板についての提案です。 公園は、わくわくするファンタジーあふれる場所であってほしいものです。最近自転車で都内を走っているときに、張りぼての怪獣がたくさんいる公園や美しい噴水のある公園を通りました。自転車で通り過ぎながらも、目に入る怪獣を見るとわくわくし、噴水の水が出てくるのが待ち遠しい気持ちでした。たくさんの子どもたちも、その噴水の前でお水が出てくるのを待っていました。
 さて、渋谷区に戻ってきて公園を見ると「たばこの吸い殻の投げ捨て禁止!」などの看板がまず目に飛び込んできて、ちょっとがっかりしました。それらは威圧的な、とても上から目線の看板で、白い背景に黒い文字で書かれている、そこからはファンタジーが全く生まれないような看板でした。
 これらの看板を「これならちょっとたばこの吸い殻を捨てるのをやめてみよう」と思わせるようなユーモアがあってデザイン性のあるものにするのはいかがでしょうか。  区内には多くの専門学校があります。そこの生徒さんたちに協力をお願いするとか、公募をしてもいいでしょう。皆さんの作品で公園など渋谷区内をもっとわくわくする空間にするというのはいかがでしょうか、御所見を伺います。

 六番目中四番目は、区内施設の利用者へのサポート向上についてです。  最近、雑誌などで、ファザーリング、イクメンという言葉をよく目にするようになりました。ファザーリングとは、父親であることを楽しむ生き方、イクメンとは、育児を楽しむいい男ということで、この渋谷区議会でもイクメン議員たちの存在は頼もしいものであります。
 特に渋谷区では、ほかの地域に比べて、保育園の送り迎えやベビーカーを押して歩いていたり、出かけた先でもおむつを手際よくかえている子育てに積極的なお父さんたちが多く、父親の子育て参加は今や特別なことはではないようです。  しかし、お母さんの気持ちとしては、お父さんが子育てに参加してくれることに関しては大賛成ですが、お父さんが子どもと一緒に出かける際のおしめ替えや授乳の不便さを思うと、もろ手を挙げて送り出すというわけでもないようです。
 そこで、実際に区内のほぼ全施設にトイレの設備、おしめ替えシート、授乳室について問い合わせをしたところ、既にそれらの設備が設置されているところはよいのですが、ないところでの対応はまちまちで驚きました。ましてや、男性が利用するという概念はどの施設にも余りないように思われました。
 区内では、平成七年以降に建てられた施設には関しては、東京都の福祉のまちづくり条例に沿って、だれでもトイレのような車いす利用、おしめ替えシートの設備はそろっています。
 一方で、まだそれらの設備のない施設でも、ハード面の充実ということになりますと、条件も厳しく、コストも時間もかかりますので、ソフト面で対応できるようにしたらいかがでしょうか。例えば、あいている部屋や事務所の片隅でいいので、職員に声をかけたら対応できるようにしてはいかがでしょうか。
 イタリア・ミラノの商店街では、おしめをかえたり、授乳のできるお店の店頭には、わかりやすくピンクやブルーの旗が立っていて、子連れのお父さん、お母さんが安心して商店街を歩くことができるようになっています。それらは商店街の活性にもつながったという話もあります。  ちなみに、旗のピンクとブルーの区別は、お父さんの授乳ができるお湯の設備も整っているところはブルー対応だということです。
 昨年、海外都市文化交流でフィンランドを訪れたときに感じたことですが、国全体が子育てを温かく見守り、協力体制をつくっている環境がありました。こうしたサポートの気持ちは、子育て中の人たちや子どもたちに限るのではなく、高齢者や障害を持っている人などへの思いやりの気持ちもはぐくまれていたように思えます。
 区の施設に関しても、今申し上げました子育て中の人に対してのサポートだけでなく、高齢者や障害を持っている人でバリアフリー設備のない、トイレに行くのが困難な方にも「職員にお声をおかけください」のような一言を見えるところに張るなど、ソフトの面での温かい対応で、利用者にわかりやすく把握できる施設を目指していただきたいと思いますが、御所見を伺います。

 六番目中五番目の質問、提案はボランティアセンターについてです。
 以前からよく聞かれるのは、区民の皆さんから「渋谷区でボランティアをやりたいのですが」という声です。大変ありがたいことであると思います。しかし、皆どこに連絡をしてよいかわからないというのが現実のようです。区内には総合ケアコミュニティ・せせらぎ内に社会福祉協議会の所管のボランティアセンターがあります。
 社会福祉協議会所管ですので、福祉関係のボランティアが多くありますが、福祉関係に限定するのではなく、ボランティア全般を一元管理していくのはいかがでしょうか。既にそういった動きもあるかもしれませんが、なかなかこのセンターの存在はまだ区民の皆さんに知られていないようです。そこで、区内でのボランティアの募集、応募を一元的に管理し、ボランティアのハローワークのような位置づけにしていくのはいかがでしょうか。
 実際、私もボランティアセンターに登録をして、時折活動していますが、実は登録をするまではどこが窓口になっているかわからなかったということがありますし、区民の方からすれば、区役所のどこがどこの担当かわからないというのが当たり前です。もし調べて担当に連絡ができても、「今ボランティアは特に募集していません」と言われたら、そこで話は切れてしまうこともあります。センターへの一元化に時間がかかるにしても、せめてそれまでの間、御連絡いただいた方には、ボランティアセンターの存在を御紹介するくらいのサービスはしていただきたいものです。
 区民の皆さんの経験や知識などを渋谷区のためにボランティアで生かしてくださるということは本当にありがたいことです。是非ボランティアセンターにて一元管理をし、告知も区民の方がわかりやすい方法で、例えば、区ニュースを使ってのPRや渋谷区のホームページとボランティアセンターのリンクを張るなどしていただきたいと思います。そしてさらには、将来的に区民の方がもっと利用も応募もしやすいようなセンターの再配置などで利便性を高める方向で御検討いただきたいと考えております。御所見を伺います。

 六番目の最後は一時保育について伺います。
 現在、区立保育園三カ所で行っている一時保育は、利用料金も下がり、利用者にとってさらに便利になったことと思います。そこで、今後の一時保育事業について拡大の計画があるかお伺いいたします。  そして、拡大の計画があるのであれば、一つ提案をさせていただきます。
 現在、一時保育の利用者の対象は「理由を問わず」ということになっております。それを「リフレッシュ目的」の利用者と「仕事目的」での利用者の枠を分けるというのはいかがでしょうか。
 平成十七年国勢調査結果をもとに独自に調査をした結果、渋谷区は自営業の女性の割合が日本で一番多く、区内の女性の労働人口総数の一〇・八二%が独立してフリーで仕事をしているという結果でした。こうしたフリーの立場で仕事をし、子育てをしている女性たちの悩みは、なかなか保育園の申請の基準に入るのが難しいということです。フリーで働いているということから、会社の制度で守られていないお母さんたちの支援も必要です。そこで、一時保育を仕事目的の利用者の枠をとるなどして、フリーランスやパートタイムの人たちが子どもを一時的に預けやすい環境に整えていく必要があるかと思われますが、いかがでしょうか。
 現在区で進めていただいている待機児解消対策の中にも、フリーランスやパートタイムといった仕事のスタイルを持つ女性向けの一時保育事業のあり方も課題に入れ、例えば、幼保一元化施設事業などの中に盛り込まれてはいかがでしょうか。
 さらには、現在区内二カ所で実施されている病後時保育は、区内の認可保育所、認証保育所、保育室に通っている子どもたちのみが対象ですが、これらの利用者の枠も広げて、緊急の際は通っていない子どもたちにも利用できるようにするのはいかがでしょうか。

 以上六点について御答弁のほどお願いいたします。

​ 区民の会民主、岡田麻理議員の一般質問に順次お答えをさせていただきたいと存じます。
 最初に、レンタサイクル事業の拡大と自転車マナーの啓発ということでのご質問だったと存じます。
 パリ市での二〇〇七年以来スタートしたヴェリブというレンタサイクルでは、ルールを守らせるための広告への公共的な協力をされていらっしゃる、そういうようなことを引用されたり、あるいは十一月二十日からバイシクル・フィルム・フェスティバルということで、いろいろとこの会話の中から、それを引用しながらのご質問であったと思います。私自身も、同感の意を表しながら聞かせていただきました。
 最初に、レンタサイクル事業の拡大と自転車マナーの啓発についてでございますけれども、レンタサイクル事業を拡大することはできないか、また、このことにハチ公のマークなどのシンボル、あるいは自転車ナンバープレート、あるいはネーミングライツなど、幾つかの具体的手法を、御提案を含めながら、自転車マナーの啓発にレンタサイクルをうまく活用できないかということであったと思います。
 この自転車マナーの問題については、区としても避けることのできない課題であるとして、自転車交通安全教室など多くの啓発活動を行ってまいりましたけれども、現在実施している自転車マナーの啓発活動は、どうしても日時や場所が限定されており、一年を通して広くマナーの向上啓発が行き届かないと、そういうような問題があったであろうと、このように思っております。
 そのような状況の中で、ただいま議員の御提案は、レンタサイクルの活用による啓発活動、言うならば、日時や場所の制限もなく、道行く人だれに対しても啓発できるよう啓発活動の手法を変えていったらどうだと、こういうようなお話であったと、このように思います。
 レンタサイクル事業につきましては、現在の恵比寿だけでなく、ほかの駐輪場で開始したり、恵比寿で借りた自転車を他の地域に返却できるかと、そのようなお話もございましたけれども、再生自転車の補充能力の問題等もありまして、レンタサイクルの台数増よりも事業エリアの拡大の方向で実施していきたいと、このように考えております。
 最初に初台自転車駐車場で平成二十二年度から事業を開始し、その状況を踏まえながら、地域間の相互乗り入れをも検討してまいりたい、このように思います。
 また、レンタサイクルを活用した自転車マナーの啓発については、具体的な提案でございましたけれども、渋谷区としてのメッセージ発信のあり方など総合的に検討した上で、効果的な手法を定めまして、できるだけ早期に実施したいな、このように思います。
 先ほど、公園についての掲示のあり方も言われましたけれども、このことについても感性の求められる啓発方法でなくてはならないなと、このようなことを思った次第でございます。
 なお、恵比寿駅東口自転車駐車場のレンタサイクル事業につきましては、一時的に利用できる台数が少なくなるようなこともございましたが、現在、再生自転車のストックも増えておりますので、間もなく補充をさせていただきたい、このように思っております。
 次に、建物に限らず、待ち合わせスポットにネーミングライツの募集をしてはいかがかと、こういうことで、待ち合わせスポットに焦点を合わせたネーミングライツの募集の御提言だと思います。この鋭い社会情勢を洞察した上での御提案だと、このように思います。
 渋谷は、ターミナル駅として多くの乗降客がございます。待ち合わせとなるため目印となるスポットを携帯電話でとり合って落ち合っているような状況があるわけでございます。さらには、携帯電話の利用も普及している。したがって、このことについては、待ち合わせに使われる特定場所、例えば、青ガエルをネーミングライツの対象として、これを絞り込んで、それをこのネーミングライツの募集をし、企業が参加しやすいようにしてはと、こういうことの御提案だったと思いますけれども、私は、そのことについてはすばらしい発想である、このように、やはり待ち合わせ場所を絞りながらネーミングライツに利用する、そのようなことについては、これを探りながら、さらに増やしていくことかなと、このように思っております。そのためには、さらにさらに行政職員も感性豊かにならなくては、そういったネーミングライツの場所を探り当てることはできないのかな、このようなことを感じた次第でございまして、さらに視点を変えたネーミングライツに挑戦をしてまいりたい、このように思っております。
 次に、公園がわくわくするようなファンタジーあふれる場所であってほしい。しかしながら、公園にある看板は、威圧的で上からの目線で書かれているということでございます。この看板が、ユーモアがありデザイン性のある楽しいものにしてはどうか、あるいは、専門学校の学生等に協力をお願いして、公募して皆さんの作品でわくわくする空間にしてほしいと、こういうような御提言であったと思います。
 確かにおっしゃるとおりに、非常に無味乾燥な言葉、そして、しかも厳しい言葉が、それぞれの時代の要求に従って、あるいは地域の要求に従って書かれている、御指摘のとおりであると思います。
 今後につきましては、これも議員さんのおっしゃるとおりのこの御提言を踏まえまして、御協力をいただける専門学校の学生や、あるいは区民の協力を得ながら、公園内の看板の表現内容や形態等を一新していくような取り組みをもしてまいりたい、このように存じます。
 次に、区内施設のあり方、おしめ替えシート、あるいは授乳室などの設備のない区施設でも「職員にお声をおかけください」のような一言を張るなど、ソフト面で温かい対応の施設を目指すべきだということで、これはファザーリング、イクメンと、父親でも模範的な議員もいらっしゃると、こういうようなお話であったかと思います。また、フィンランドでの都市交流の成果をも踏まえながらのご質問であったと、このように思います。
 議員の申されていらっしゃいますように、専用の施設が整備されていなくても、使い方によってはその目的を達成することが可能でございまして、その施設の職員の利用者の立場に立った柔軟な対応ということについては同感することであり、また、気のつかないところであったと、このように思います。
 おしめ替えシート、あるいは授乳室などの設備は、現在新しく建設を進めている施設については、もちろん整備することといたしておりますけれども、そういう施設のないところにあっても、職員のちょっとした心遣いや困っている人々に気づく感性があれば、これをあいている部屋を使っていだたくこともできたと、このように思います。早速、その用途に充てる部屋を点検すると同時に、施設利用者にお声かけをしていただく呼びかけの張り紙をもしてまいりたい、このように思っております。またお気づきの点について御助言をいただきたいと思います。
 次に、ボランティアセンターのあり方についてのご質問であったと存じます。
 現在、ボランティアセンターは、社会福祉協議会の組織として活動してまいりました。活動内容は、福祉分野から様々の支援、相談、登録、調整等々のことでございます。
 このボランティア講座につきましては、主として福祉関係のものをやっておりますけれども、ボランティア活動に対する支援、相談や希望される方への紹介につきましては、福祉のみならず、あらゆる関係のボランティア活動に関係しております。しかしながら、福祉や教育、文化あるいは防災など、全般にわたりますボランティア活動の窓口としては不十分であったと、このように思います。今後、そのボランティア窓口のあり方については、改めて検討してまいりたいと存じます。
 また、ボランティアを希望される方、ボランティアを頼みたい方、どこに相談したらいいかわからないという点では、議員の提言等も踏まえまして、また、区として反対に募集したいボランティアの広告にもこの組織が機能していけばいいんではないかと、このように思っております。今後、組織体制のあり方、相談場所の周知等に努めてまいりたいと存じます。
 最後に、一時保育についてのお話、それから、幼保一元化施設に仕事を理由とした一時保育を盛り込む、あるいは病後時保育の利用枠の拡大についての御質問でございましたけれども、一括して御答弁申し上げたいと存じます。
 区立保育園での一時保育は、平成十九年十一月に富ケ谷保育園で開始し、その後、本年五月には渋谷保育園で、また十一月には笹塚第二保育園等で開始し、順次整備を進めてまいりました。
 利用に当たっての理由を特定せず、リフレッシュのための御利用もお受けをし、本年十一月から利用料金も下げたところでございまして、多くの方に御利用をいただいているところでございます。
 議員御提言の、フリーで働いているため、認可保育園の入所基準を満たさない保護者のための受け入れ枠の導入につきましては、まだまだ一時保育を実施している保育園が少なく、利用を希望される方に十分おこたえができない、こういう現況にあるわけでございます。
 現在、本区の子育て支援における最大の課題であります保育園の待機児対策に取り組んでいるところでございまして、議員も御承知のとおり、新しく緊急対策により百八十五人を受け入れをしていきたい、このように考えているわけでございますが、中でも、山谷幼稚園の幼保一元化施設対応につきましては試行しつつ、さらに他の区立幼稚園への拡大をも進めてまいりたいと存じます。
 また、逐次整備を進めてまいりました代官山、新橋、大向の保育園が順次完成し、また、旧大和田小学校跡地保育園につきましても、来年十二月には開園を予定しており、さらにゆとりある保育環境の整備が進んでいくものでございます。
 しかし、私、昨日、植野議員にもお答えをしたとおりでございまして、子育て社会というのは、みんなで子育てをしよう、それは仕事があろうとなかろうと、子どもたちを受け入れていく、そして環境を整備していく、そういう視点から今後は臨んでまいりたい、このように思っております。御理解をいただきたいと存じます。
 以上、答弁といたします。

区長答弁

岡田マリ発言

​ 大変御丁寧な、そして前向きな御答弁をどうもありがとうございました。
 ネーミングライツの待ち合わせスポットに関してなんですけど、まずはこれはこれから募集を始める予定である公衆便所のネーミングライツから試行していただき、また、社会の流れとともに広告のあり方というのはまた変わっていくのかなとも思いますので、様子を見ながらやっていただけたらと思います。
 区民の会民主は、渋谷区のよさをさらに引き出していき、区民の皆様にお伝えしていくとともに、引き続き区政のために努力をしていく所存でございます。
 どうもありがとうございました。